たりぃさんの山旅

山旅を愛するたりぃさんが超軽量の道具とITガジェットを使って奥深い山域を旅します。

白馬国際トレイルラン2018ロング54km泥遊びレース攻略

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今年で2回目の参加となる白馬国際トレイルランのロング走に参加してきました。 

毎年快晴で素晴らしい白馬ビューが楽しめる人気のコースですが、今年は一言、楽しい泥遊びだったと言うのが感想です。前日から雨が降って大雨警報が出ていました。正直中止だよなあと思っていましたが、昼前から雨が上がる予報だったのでスタートとなりました。でも、やむどころか雨脚は強くなり、今まで見たことないぐらいの泥団子と川と湖が出現。正直言いますと途中でリタイヤしたい、という気持ちが高まり、モチベーションの上がらない前半でした。しかし、とんでもないヌタヌタの泥あそび現場に遭遇し、いつもの乗り越えたい、攻略したい病が顔を出し、ついに泥団子と格闘する事を決めたあたりから楽しくなってきました。 

 

今回はそんな貴重な泥遊びの結果、上手い人の後ろを走って学んだ事や、自ら試して良かった事が沢山ありましたので、泥レース攻略法としてお届けします。 

 

10数年前、MTBダウンヒルで全日本を転戦していたころも、泥レースが大嫌いでした。登山の時も泥が嫌いだし、いつから泥が嫌いになったのかわかりませんが、その昔、小学生のころは、校庭で泥を道具に泥だらけになって楽しく遊んでいた記憶があります。今回はそれを思い出させてくれる行事でした。 

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さて、まずは泥の登りです。これは、ヌタヌタで滑って、足裏全体でゆっくり登っても、とても太刀打ちできない登りでの発見。それは、真ん中に大抵できている大きな踏み跡のヌタヌタをわざと選んで着地する事。そうするとそこは泥水が溜まっていて冷たいけれども、そのかわりフラットであり滑らずに登れる事を発見しました。ただし、これはほぼ下位集団の中を走っているからこそ出来る巨大な踏み跡だと思うので、全ての人に当てはまるかは保証できません。先頭集団はまだヌタヌタ路になっていないはずなので、そもそも必要ないでしょう。さあ、その大きな水たまりの踏み跡に足を置いてみましょう!一瞬冷たいけれども、代わりに滑らずに登れます。冷たいのは慣れます。

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次は泥の下り。これは恐怖でしたね。草を掴んでも、ロープをつかんでも大して効果がない。お尻で滑って見ても結局止まれない。しかし、試行錯誤を繰り返した結果、そこで発見した2つがあります。1つは登り同様、踏み跡の泥水溜りがあったら、そこはグリップするので立ち止まれる事。そこまで小走りで行って踏んで方向を変えて推進力を保ったまま次に行きます。また、その周囲が泥団子になっていたら、それも衝撃を吸収してくれるので止まる事ができます。坂の上で2秒ほど立ち止まって下を眺めてみてください。この着地できるポイントが2つ見つかれば大抵降りられます。 

2つ目は、左右に生えている草を頼りに降りる場面。ここではなるべく草ではなく、なるべく太い木にしがみつくように片手を出してオラウータンのように体を回して上方向への推進力を維持して次に行くことです。草と細い木は取り逃がしたり折れたり、前の人がつかんで違うところに移動してしまったりするリスクがありますが、太い木にはその恐れがありません。ただし、このためには手のひらがプロテクトしてあるグローブをつける事が必須だと思います。そうでないと手を切る可能性が非常に高いのでおススメしません。よって泥レースではグローブが必須だと思います。  

以上の、泥水たまり、泥団子、太い木、草を組み合わせる事で小走りで下り続ける事ができます。上方向の推進力を保っている間は、多少滑りやすい路面に足を置いても一定時間は滑らないので、細かいステップで踏みかえて次の木をつかめればOKです。 

ちなみに私はバイク/MTB時代から雨用グローブをたくさん試してきましたが、トレイルランおよび登山時には、上記のファイントラックのものを使っています。これは、透湿性がある上に、しなやかで握りやすいです。そして、手のひらの補強パッドが衝撃を吸収してくれ、補強パッド以外のところは静電を通す素材なので、疑似IDシールを貼ってiPhoneのTouchIDを使っています。

 僕の場合、親指の付け根に張り付けていますが、これでTouchIDはもちろん使えますが、そのままスワイプもできてしまう優れものです。これでカメラ起動とかデジタル地図確認時にグローブを外さなくてもできるようになりました。ただ、タップは苦手なので、間違ってアプリを最小化してしまったりすると、使えなくなってしまいます。ボタン三度押しに地図アプリを割り当てておくなどの対策が必要です。

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最後は平地です。一面が泥団子、一面が川、一面が全て湖になってしまっている箇所。みなさんどうしてますか?私はこれまで、「うわ、こりゃいかん」と思って立ち止まり、なるべく被害が少ないようにと可能な限り横の草や、浅瀬を探して走っていました。でも、今年の白馬は、迂回する場所もないぐらいに一面濡れていました。 

さて、どうしよう?と立ち止まり、とりあえず写真でも撮っておこうかと撮影をしていたら、すごい速い人がバビュンと抜いていきました。お、これはついて行ってみよう!何か得られるかも!そう確信して小走りでついていった結果、確信した事実。それは真っ直ぐ行くこと!!泥があったら踏みつける!川があってもまっすぐ突っ込む!湖になっていたら真ん中の最短コースを突っ走る!ひたすらこれを繰り返してガンガン走っていく人のマネをしたら、なんだかすごく走りやすかった。 

これは前方向の推進力を保ったまま行く方が、沈まないし、時間も速いし、何より考えることが不要なんですね。迂回するときに余計な頭脳も筋肉も使いません。体力も温存できるわけです。当然冷たかったり、シューズが全て水没したりしてしまうんですが、実はただそれだけ、冷たいだけなんですね。走りやすさには何も関係ないんですね。 

何も考えずにまっすぐ最短距離を走る!これに限ります! 

 

以上、泥レース嫌いだったんですが、10時間近く修行したお陰で、なんだかとても楽に楽しく走れるようになってしまいました!次回の泥レースは何かな~。実に楽しみ! 

 

★過去のトレランレース記事はこちら 

tullysuzuki.hatenablog.com去年の白馬国際トレイルランは快晴でした!実は豪雨は今年が初めてだったらしいです。 

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今年の締めくくりレース。最初から最後まできつかった。

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初めての100km超完走レース。きつかったけど、一番嬉しさが込み上げてきた楽しいレースでした。越生最高!

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憧れのUTMFの半分を走るSTYに出場して、ギリギリ完走しました!このレースのおかげで、ますますUTMF熱が高まりました。