たりぃさんの山旅

山旅を愛するたりぃさんが超軽量の道具とITガジェットを使って奥深い山域を旅します。

彩の国100kmトレイルランニング完走記

https://www.instagram.com/p/BjU1RfbHU1v/

2020/1/18更新 ※最新情報追記を含めて更新しました。2019年のコースから、ノース/サウスともに逆回り(反時計回りから時計回りに変更)となっています。この2018年記事は反時計回りですので正確なコース戦略はWebページのコース図や別の記事を参考にするなどしてください。

目次

2018/5/19のトレニックワールド100mile & 100km in 彩の国にて100kmの部を2年越しに完走しました。今年もサイラー(彩の国100マイル完走者を称えて呼ばれる)の選手に信じられないパワーをもらい、奇跡の完走を果たせました。来年走る人の参考になれば幸いです。

今年も1週間経って素晴らしい写真がオールスポーツコミュニティさんから届きました。今年はあまりにいい笑顔を撮ってもらったのでナンバーカード全部買いしました。この瞬間を切り取ってもらってありがとう☺️

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第一回大会:それは伝説の100mileレースとなった

彩の国。それは伝説の100mileレース。東京都心から約1時間半で行ける埼玉県越生町を中心に行われる8の字を描くコース。100mileはノースコース1周した後にサウスコースを2周する。中心にある豪華な山の中の施設ニューサンピア埼玉おごせの広大な体育館に、補給食や寝袋を置いておける(ドロップバック搬送が不要)し、温泉もビールもレストランも宿泊もあるという素敵な環境で走れるコースです。しかし、2016年の第一回大会は9月の開催で、途中から豪雨であったこともあり100mileの完走者がゼロ(!)というトレイルランニングレース界で伝説と言われるレースで、それから2年が経ちました。僕はこの第一回レースの110kmに出たけど、完走率23%に入ることが出来ず半分の55kmでリタイヤした悔しさを胸にトレーニングを積んできました。

ニューサンピアは昔バブルのにおいがするときに厚生年金休暇センターとして整備された施設ですので、テニスコートが10面ぐらいあり、巨大な山岳ゴルフ練習場、ウォータースライダー付きプールもあり、JR八高線東武越生線越生駅から路線バスも出ています。家族でも友達で楽しめるし、温泉とレストランも充実している割に地元の人しか使っていないからガラガラで快適に過ごせます。穴場で、トレイルランのベースに使い勝手が良いですよ。

第二回大会:ボランティアをしてトップ選手の走りを見た

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昨年の第2回ではマーシャル(コース整備と安全確保の仕事です)をして内側からレースを見て100mileの選手をサポートし、改めて大変だなあと思うと同時に、やはり走りたい気持ちがますます膨らみました。この写真はコースの整備中にレース中はじっくりと感じることのなかった森の空気と大きな曲がった木を堪能しているところです。大きく手を広げて身体に息を吸い込むと、木を通して大地のエネルギーが体全体に充満してくるのがわかります。この後このコースを多くの天狗たちが駆け抜けるのかと思うと、コース整備にも気合が入ります。こう言うのを知ってしまうと、ますます越生の森に愛着が湧いてきますね。

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そして第二回大会での初の彩の国100mile完走者で優勝者のアミルさんが、笑顔でサウス2周目に行くのをニューサンピア越生で見送ったときのinstagram写真が上記なのですが、この苦行の中、涼しい顔をしているアミルさんと話して僕の走りたい想いはますます強くなって行ったのです。アミルさん、ゼッケンに山形県と書いてあったのでその話を振ると、なんと私の父の実家のすぐ近くの学校にお勤めで、初対面でしたが私の父が眠るお寺も、遊びまわったところも、周辺のお店もご存じで、こんな埼玉の山の中で、山形ローカルネタで大いに盛り上がりました。ぶっちぎりの1位なのに余裕の笑顔とトーク。エネルギーが満ち溢れています。僕はこの時、サウス2週目に突入する決断をしたら特別なアイスクリームと手書きのタスキを手渡すという大役を幸運にも仰せつかり、上位でサウス2週目に行けるエリート選手の方々の様子をすべて目の前で観察する機会に恵まれたのですが、そこでわかったのは、本当に必要なのは精神力とそれをささえる心の余裕である、と確信しました。心の底から自然と出る笑顔で、まったく大丈夫だという余裕を感じ、これを全力で真似するべきだ、そうすれば僕も完走できる!と確信しました。

そんなアミルさんは東北の虎と呼ばれていて、東北の山々によく出没しているそうなのですが、実際に2019年夏に飯豊山で遭遇しました(笑)良ければ下記もぜひ読んでください。こんな山深い山塊を往復とかしてトレーニングしているからフィジカルが強いんだな~と改めて思った次第です。メンタルも必要ですがフィジカルも当然必要なのがトップ選手たる所以なのですね。

第三回大会:リベンジマッチスタート!f:id:tullysuzuki:20181013142456j:image

そして2018年5月、第3回彩の国。やはり僕はスタートに立ちました。そして前半Northは抑えていく戦略で最後尾をのんびりスタート。今年は晴れ時々曇りという絶好の天気!と思っていたのはスタートだけで、走り出したらえらい暑かった。このゆるい雰囲気の緊張しないトレニックワールドさんのスタートが大好きです。

スタートだけではなく、トレニックワールドさんのレースは、補給食が実に充実していて、地元越生町の郷土料理などを地元のおばちゃんや書生さんが提供してくれたり、協賛しているRaidlight社からの極めて実用的な品が参加賞としていただけたりして、完走できなくても、参加するだけでも楽しくなれるレースなのです。

1)North前半(最勝寺~上谷の大クス~堂平山28.7km)

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笠山に至る新コース以外は試走してるから余裕を持って挑めました。下りも追いついたらゆっくりペースで行っていたら、予想よりも遅いペース。関門が結構ギリギリになった。しかも最後尾って本気で登りが遅い人がいて少し焦ってきた。

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この大木は「上谷の大クス」という越生町の関東一の巨木ですが、幹周り15m、高さ30m、樹齢は1000年以上にもなる巨木です。ここでさらなるパワーをもらって堂平山への長い登りにとりつきます。※しかしこの巨木は2019年の台風被害によって一部倒壊してしまい現在デッキが封鎖されてしまいました。自然の恐ろしさを改めて実感。そのパワーの大きさに人間はどうする事もできません。

笠山へ続く長い登りでダブルトラックになったので、ガシガシ登ってコツコツ追い抜いていく。トレーニングした足があるから平気だけど抑えめに休みながら進み堂平山へ。眺めがよく癒されます。

2)North後半(堂平山~狩場坂峠~ニューサンピア越生51.0km)

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白石峠からの木の階段には心が折れかけるけど、同じように折れかかっている人を見てまだ余裕があるな、と思って淡々と進む。ここから先は外秩父50kmレースで何度か走っているので知った道。でも狩場坂峠手前の岩場はダメです。楽しすぎてウヒョー!と雄叫びをあげて駆け抜けてしまった。何度来てもアドレナリンが噴出するのがわかる岩場。足が勝手にジャンプしている。天狗様のように、カモシカのように、体が勝手に走れ!と言ってくるのがわかります。ここは生まれ故郷の山形の山寺の岩場(天狗岩)にそっくりなんですよね。ちょっと小さいけど。

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楽々楽しみながら進み、飯盛峠からの下りも確実にライトをつけて心拍ゾーン4.0以下に抑えて進む。1人速いランナーに抜かれたが気にしない。その後、日没とともにスピードが落ちてきた人を1人また2人とかわしながら淡々と走る。とても楽に走れた。僕は夜目が効くことと、寒さに強いから、夜でも100ルーメンもあれば普通に走ることができる。バッテリーの持ちを気にして弱めにして進みます。

 

ロードに降りてからも自己ベストで走り続け54kmを走り切ってニューサンピア越生の広大な体育館内で1時間の休憩をとった。思うがままに食べて着替えて準備満タン!ここまでは想定を少し超える11.5時間かかったがほぼ計画通り。怖いぐらいになんの不安もなかった。もしかしたら後半も楽かもねって思ってた。この時はね。

3)サウス前半(西高取山~高山不動尊~子の権現~竹寺76.6km)

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後半戦のSouthコースに向けて元気に出発して越生駅にほど近い西高取山に登る。調子はいいとは言えないが別に悪くもなく、綺麗な夜景を写真に収めて桂木観音へ。実に楽しい道だねえ。

その後桂木観音からの人里離れた暗い山道をたっぷりと楽しみ、高山不動尊へ。その65kmエイドで真夜中、いきなり強烈な眠気が突然やってきた。おそらく寒さかな。少し前から強風がすごかった。体感風速10mぐらい。目をつぶると即熟睡できるぐらいに眠い。そこでインスタントコーヒーがあるというのでたっぷり2杯戴いた。そうして約5分寝たらスッキリ起きられた。1週間カフェインを抜いた成果があったのかな。そうして再び元気に出発して得意の下りをテキパキさばいて西吾野へ下った。

その後、子の権現への登りがキツイ。これは2年前の試走会でも最難関だった。ダラダラ続く眺望の効かない登りはこたえる。さらに真っ暗な上り坂、冷たい冷気が沢の下から強烈に吹き上げて身体に打ち付けてくる。フリースベストを着てゴアテックスのアウターを着ても寒さを感じる。風がウエアを肌に密着させ、強烈な冷気がダイレクト身体に伝わってくる。走れない場合はノースリーブじゃない長袖のミドルレイヤーの方が良いかもしれない。でも今はノースリーブ。動いていないと熱量が不足するのはわかっているが動くのが辛い。息も苦しくなってくる。心拍は上がってないのに何故だ。でも止まると寒い。同じ歩みの仲間に遅れをとるが、辛くて登れない。何故だ。考えてもわからない。寒さで思考が鈍っているのか?わからない。初めての辛さ。とにかく持っていた天然アミノ酸VESPA HYPERを入れたりMAG-ON Pink Grapefruitを入れたりしてみるも、嬉しくないんだ、身体が。もう辛くて嫌だと精一杯語りかけてくるんだ。そしてこの不味いアミノ酸もおいしいはずのジェルももう結構だと身体が言い始めていた。いやいや、これまで何ヶ月もトレーニングしてきただろ、これぐらい登れなくてどうする、登れるって。な、とりあえず一歩進んでみようぜ。それから考えよう。さあ一歩。ああ、辛い。休もう。。。。。そんな僕の言うことを聞かなくなっていた身体との葛藤を繰り返し、だましだまし何十回も繰り返しているといつのまにか舗装路に出た。なぜか嬉しい。舗装路は嫌いなはずなのに。そして遠くの山々が光り始めていた。夜明けだ。思わず写真を撮る。それにしても寒すぎる。何度だったのか計測する事さえも思い出せなかった。

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子の権現の茶屋はまだ開いていた。4:30ぐらいかな。夜明け直後ぐらい。かなり明るくなって来た。開けていてもらえるだけでもありがたいので、あったかい蕎麦を注文。もう、僕が最後の客でワカメしかないとの事だけど、久々に食べた和風のスープと共に蕎麦をかきこむが、関門が気になって仕方ないので、さっくりと食べてすぐにスタート。

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竹寺までの道は知っているが、気持ちいいけどそんなに簡単な道ではない。狭く、逆バンクがついていて、木の根っこが多く、少し注意して走らないと滑落の恐れがありそうな道だ。そしてこの頃には胃部不快感がさらに増してきていて、何を食べても嬉しいと思わなくなってしまっていた。いわゆる喉を通らない状態。しかも味がしなくなってきていた。胃薬を投入しても状況は改善しなかった。きつい。上り坂が登れなくなってきた。得意の下りもそんなにうれしくない。とにかく胃が痛い。気持ち悪い。でも吐くこともできない。道に迷っている人を案内しつつ、先に進むのを笑顔で見送り、ゆっくり進む。それしか出来なかった。

 

そしてやっとの事で75km竹寺に着く頃には胃が気持ち悪くてほとんど何も食べられなくなっていて、明らかにパワーがなくなっていた。食べても味がしないんだよね、味覚を失ったんだな。生まれて初めての経験で、こんなに辛い出来事とは思いもしなかった。なんでも食べることが僕の自慢でもあり、おいしいものを食べるために日々仕事をしているといっても過言ではない。食べることは僕が生きる基本でもあり、強味でもあったはずだ。それが今、失われているという現実を突きつけられている。しかもほぼ100%に近い失われ方だ。

もうリタイヤ覚悟で竹寺に到着し、食べずに地面にぶっ倒れた。マジか、食べられなくてリタイヤなんて。息も上がっていないし足も痛くない。意識もはっきりしているのに、食べられないだけでパワーがでないんだ。思えば2014年UTMFのDVDでセバスチャンセニョーも言っていた。食べられないから体の中のエネルギーがなくなってしまっていると。そして彼はリタイヤした。そのシーンが走馬灯のように頭の中を駆け巡った。僕にとって生まれて初めての経験だった。信じられない。悔しいけど涙も出ない。でも天を仰いだまま、ブルーシートに寝っ転がって何もできないちっぽけな自分を感じた。ああ、ここで終わるのかな。それ以外の選択枠があるのかな。とりあえず寝てみようかな。そんな事を考えるけど興奮してるから眠れない。何も取りえる策が思いつかない。万事休す。神様がいるなら助けてほしい。誰か、ヘルプミー!

 

黄昏ていると、「マイルトップ来ました〜」とのスタッフエイドの声と共ににわかにエイドが活気付く。突然空気が変わった。まもなくトップの土井さんがペーサーを引き連れて軽やかに走って来て、軽快な関西弁を喋りながら栄養補給してすぐにリスタート!「こっちやないねん、コース、こっちやろ?」的な関西弁で誘導の間違いを問いただす余裕さえ見せている。すごい。5:30にここに到達してるってどういう事?!約130kmを走破したの?!それなのにその軽さは何?全く予想していなかったサイラートップとの遭遇で、僕の心のエネルギーはいきなり満タンになった!

土井さんのインタビューは下記からどうぞ。

4)サウス後半(竹寺~飯能アルプス~吾那神社~ユガテ~桂木観音97.8km)

僕は75km。なんだ楽勝かもよ?本気でそう思ったんだ。そして僕も少しオレンジを食べて元気にリスタート。しかしここから先は地獄だった。やはり食べられないから体幹に力が入らず、登りも下りもヘロヘロ。それなのにえげつない登りと下りのオンパレード。本当に皆ここを走ったの?というレベル。極めつけは飯能アルプス。ここはハードな斜度で有名なところ。その登り口でおののいて立ち止まったら足が動かなくなってしまった。やばい、フラフラしてきた。マジか。そのまま路肩に倒れ込み、僕のレースは終わった。もう、身も心もエンプティー。とりあえず倒れて寝たい。それができるよ、今すぐに。悪魔のささやきが、今は天使の声に聞こえた。いやーありがとう。迎えにきてくれたんだね。そう思って幸せに倒れて少しした時、後続の100kランナーが続々やってきた。「大丈夫?」「いや、もうダメっす。」と言ったんだけど、そのうちの1人が「大丈夫、歩いても行けるよ。僕も関門1時間前に駆け抜ける作戦で楽勝だから、君も行けるって、絶対。一緒にゴールしようぜ!」「本当に間に合うの?」と僕。「うん、余裕だよ!」「マジか?!」いきなり正気に戻った。行ける気がしてきた。ゆっくりなら歩ける。歩いて間に合うのが本当なら僕も間に合う。そうだよ、行けるところまで行こう!
そうして飯能アルプスの長い上り坂に勇気を振り絞って踏み出したら、なんとか登ることができた。もしかしたら行けるかもよ。

 

久しぶりの飯能アルプス。そこの辛い道のりは知っていたつもりだが、予想以上に辛く、登りは登りきれず何度も何度も休み休み、下りはキツくて心が萎える。何度も何度も登っては下るの繰り返し。眺望もなく、終わりは見えない。地図を見ても進んでいるように見えないぐらいに遠い。道に迷っているんじゃないか?なんどもそう思った。100kmランナーに多数抜かれて、もう誰とも会わなくなってしまった。

 

飯能アルプスにはエスケープ路はないし、寂しく、もう足が壊れても良いからとにかく山を降りて吾那神社まで行くしかない。今まで味わったことのない屈辱感。これまでの知見を生かして安全に降りているはずなのに、フラフラして何度もスリップダウン。左膝がズキズキして下るのが辛い。右膝でカバーして下ると今度は右膝が痛くなる。もう、全身痛いけど仕方ない。でもなんとか歩けてるよ。実は意外と丈夫だな、死ぬことはないかもな、そんな事を考えながら必死に下った。

 

そんなこんなでリタイヤするために吾那神社にたどり着き、仰向けになって口を開けぶっ倒れていると、あったかいうどんどうですか?と中学生らしきボランティアの娘さんが優しく言ってくれた。あ、ありがとう。そう言って口に含んでみると、ササミとしめじの入った実に優しい味。これだよな〜と頂くとスルスル食べられる!これだ!!僕は優しい和食が欲しかったんだ。おかわりして3杯も食べられた!これで元気が補充された!コーラも美味しく飲めた。日が昇ってあったかくなった事もあるのかな?到着時、関門25分前でギリギリだったけど、まだ全力で行けば桂木観音まで間に合うかもよ?そう思って、走ったら暑いからトイレに行って長タイツを脱いで、柑橘スプレーを頭に振りかけ、いつもの元気が戻ってきた。テレテレッテッテッテー!ドラクエのレベルアップの音楽が頭の上で聞こえた。僕のレベルが上がったことを確信した瞬間だった。

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この後ユガテまでの登り上げはノンストップで行けた。あとで写真みたらこんなに笑顔だったから、本当に心身共に復活していたんだと思う。その後、サイラー数人が背後からやってきて軽やかに抜いていった。僕にもできる!いままでトレーニングしてきたんだから!ますますやる気が充満される。北向地蔵からのロードでは見知らぬお兄さん達に「100kmですか!すごいですね!がんばってください!!」と言われて、結構凄いのかも、と初めて思って、ますます加速していけた。言葉のパワーってすごいね。

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嬉しくなり、足は残っていたのでその後はフルパワーで鼻曲山の岩場を駆け抜けた!走れる登りを走り、岩場の降り場は得意のカモシカステップで華麗に駆け抜け、そして桂木観音エイドに30分前に到着!やったぜ!4年間のトレラン体験の中で、こんなに軽く楽しく走ったのは初めてだった。はじめて速く走ることに快感を覚えた。いままで登りを走ったことはほとんどなかった。下りだって抑えないと完走は無理だ、そう思って走ってた。でも今は全力を出し切っている。実に楽しい。タイムを追うのも楽しいかも知れない。

そして桂木観音では昨年ボランティアで一緒にコースを回り、今年もボランティアしてるみきさんに会えた!知り合いに応援してもらえるのは実に嬉しい。そして約束した責任もある。気力は更に上がり満面の笑顔でエイドを出発。

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そこから先の高取山はほぼ歩きペース。もう足は使い切ったので競歩で進む。ここは昨年、僕らがマーシャルとして道案内板を設置したところだから、勝手知ったる裏庭みたいなところ。今年のマーシャル(加藤さん)は応援メッセージまで書き込んでいてすごいなぁと感心しながら余裕を持って進めた。

5)ついにゴール!

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そして29分前にゴール。本当に帰って来たんだよ。竹寺での事を考えるととても信じられない。だから自然に笑みが溢れて拳を天に突き上げていた。悲しさも痛さもなく、ただ満面の笑顔が自然に溢れたよ。本当に100kmを走り切ったんだ。このレースはゴールの人もまばらなんですが、100kmウルトラトレイルとは、自分に打ち勝つことであるから、その達成感をかみしめるには、自分ひとりで十分でした。むしろ、この100%達成感を写真で切り取ってもらえてすごくうれしい。この時どんな表情だったのかは、写真を見ないとわからないですからね。

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僕は今年でもうすぐ47才になります。もう全く若くないんですが、今回のレースで、また得難いものを得ました。スタート時に95%あった勇気は、食べられなくなって10%まで落ちたのに、トップ土井さんの走りを見て75%まで回復し、飯能アルプス入り口でほぼ0%に低下した気力が、後続の100km選手に励まされて50%まで回復、しかし山中で再び0%になり、ヘロヘロでたどり着いた吾那神社で地元の女子中学生にもらったあったかいうどんを食べて100%に回復!見知らぬお兄さんに勇気付けられてさらに加速!130%!桂木観音で応援してもらって更に上がり、最後も100%以上を維持したままゴールを駆け抜けることができました。

 

人生は、他人からの無償の愛によって成り立っているのですねえ。人間の気力は途切れる時も一瞬だけど回復するのも一瞬だった事を学んだ。諦めたら終わりだ。でも希望を持てば必ず道は開ける。頼れる仲間が共に歩んでくれる!コミュニティも家族も会社も社会も同じですね!

これからは僕はますます無償の愛を提供できるように生きようと思います!!今後の僕の標語は、「Give and Give!(与えて与えて与えまくる)」で行きます!

 

本当に応援ありがとうございました!!😄

 

ありがとうウルトラトレイル!!次は170km!待ってろよ〜!😄

 

参考:彩の国100mile & 100km過去完走率一覧(第一回~第四回)

100mile

第一回2016 出走:  52名 完走:  0名 完走率:0.0%

第二回2017 出走:166名 完走:15名 完走率:9.0%

第三回2018 出走:190名 完走:36名 完走率:18.9%

第四回2019 出走 :213名 完走:33名 完走率:15.5%

100km

第一回2016 出走:215名 完走:  50名 完走率:23.2%

第二回2017 出走:411名 完走:234名 完走率:56.9%

第三回2018 出走:391名 完走:293名 完走率:74.9%

第四回2019 出走:402名 完走:243名 完走率:60.4%

参考:第三回100km参戦時の情報

第3回 トレニックワールド 100mile &110km in彩の国 100km
開催日 2018年05月19日(土)9:00~2018年05月20日(日)16:00
距離 106km
累積標高 6,429m
制限時間 31時間

ITRAポイント 5P

 参考:ウルトラトレイル完走に向けて補給食を考える

補給食をどうやって選べばいいかについては、以下の記事を参考にしてみてください。

 

補給食ができるショップが近くにない場合は、スーパーXEBIOオンラインがおススメです。ほぼ実店舗の巨大店と同じ品ぞろえで入手する事ができます。amazonで買う場合、高額な送料が付加されたりしていたりボッタくり価格になっていないかチェックする事が重要です。

参考:たりぃさんのトレランレース記事

今年の締めくくりレース。最初から最後まできつかった。

初の泥格闘レースは、終わってみるとなぜか楽しいレースでした。

去年の白馬国際トレイルランは快晴でした!実は豪雨は今年が初めてだったらしいです。

憧れのUTMFの半分を走るSTYに出場して、ギリギリ完走しました!このレースのおかげで、ますますUTMF熱が高まりました。

参考:たりぃさんの100km参戦時のデータ

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総合順位は地味に上がっていっているのに、年代別順位(40代)はじわじわ後退していくという、ウルトラトレイルあるあるの結果に(笑)50代も楽しみだな~。

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Garminビッグデータ的には、40代後半の上澄み1%に入りました!こういうの、ほんとに力になりますよ!数字に裏打ちされた根拠のある自信!大好き!
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すべての記録の桁が違います!!

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ステップ数でも他を圧倒!
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一日目は、徐々に逓減はしていますが、結構安定した心拍状態だったと思います。
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対して、二日目は低めでしたね。もうリタイヤ覚悟でしたから。

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