たりぃさんの山旅

山旅を愛するたりぃさんが超軽量の道具とITガジェットを使って奥深い山域を旅します。

アサーチとの出会い - ゼロドロップシューズの衝撃

ゼロドロップシューズって聞いたことありますか?

今日は、僕が体験したゼロドロップシューズの真実をお伝えします、というほどのものではないかもしれませんが、衝撃は事実です。

 

私はなんとなくしかゼロドロップ(Zero Drop:つま先の高さとかかとの高さの差)を知らず、あまり興味もなかったのですが、ワラーチの一種で山用のアサーチを履いて以来、そのゼロドロップを体験したのですが、衝撃の事実を知ってしまいました。

 

なんと、山でまったく滑らないのです。そう、あの、UTMF2015でララムリがワラーチを履いて山を登るときに全く滑らないのと同様に、歩いたり走ったりする事ができるのです。なぜなんだろう。。わからないまま、アサーチでの走りを極めようと、山行もほとんどアサーチかMansandalsで行くようになりはや9カ月あまりが経過しました。

アサーチをつくった記事はこちら。 これ以来、ずっとアサーチで山に行くようになり、レースもないので、トレラン靴を履く必要もなくなっていました。

 

久しぶりにLa Sportiva Bushidoを履いて山に行ってみる事にしました。きっかけは八ヶ岳縦走登山に行く計画をしたのですが、雨予報だった事もあり、アサーチでは厳しそうで、レース用のこのトレランシューズならばより速く走れるようになっているかもしれないと思ったのです。アサーチの人達は、雨が降ったら裸足になればOKなのだそうだけれども、私はまだ裸足の走法を知らず、恐る恐るしか歩けない。だから3,000m級の山で裸足になる覚悟ができなかった。

この靴のドロップ(前の高さ13mmと後ろの高さ19mmの差)は6mm。Lowドロップと言えば、一般的に4mm以下を指すと思いますが、当時はこれでも少ない方だった。それに、それ以前は10mm以上ドロップがあるシューズを履いていた。そもそもドロップ差を気にしたことはほとんどなかった。

という事で、La Sportiva Bushidoを履いて雨の里山へ。

ところがどうだろう。その靴は足にぴったりフィットしているはずだったのに、何か違和感を覚える。意識してフォアフットにしないと普通に走れない。これでは足とか膝が大幅に曲がってしまう。。足に力が入らない。。。登りではかかとが引っかかる。うーん。。

そして極めつけは下り。ちょっと苔があり滑りそうだけど大した事ない下り斜面では、つま先を投げ出す感じでないとフラット着地ができない。。。と思っていたら見事に滑って転倒。どうしたんだ、僕の足。ナチュラルランニングが好きじゃなかったのか?いや、もしかしたらアサーチに慣れ過ぎてしまったからなのか?私の頭の中は???(はてな)だらけで埋め尽くされました。「こんなはずじやなかった!!!」

 

ぐるぐる回る頭の中。様々な事が頭を駆け巡る。そうしたらふと突然に、お勧めされていつか眺めたAltraのホームページの画像を思い出した。そうだ、このハイヒールを履いた状態になっているのではないか??その結果、バランスとるために不自然なフォームになっているのではないか?膝を6mmドロップ分だけ前に出さないと駄目だったんではなかったのか??

https://altrafootwear.jp/wp-content/uploads/2020/02/ph_01_02.gif

いてもたってもいられず、息子の普段履き用に購入した、オールメッシュアッパーの軽量シューズ、Vanish XCを試してみた。この、どうみてもマラソンシューズに毛が生えただけのようなシューズは、コアな一部のショップではイチ押ししているのは知っていた。このシューズも実際Answer-4LDAでお勧めされなかったら購入していなかっただろう。

 とにかく一瞬で虜になってしまった。アサーチ同様、自然な足さばきで全く滑る事がない。登りも下りもそこに足を出して置くだけ。アサーチと違うとすれば、アッパーがあるから、つま先とかかと部分がたまに根っこに引っかかる事がある、ぐらい。それでも大きなプロテクションがついているトレラン靴に比べると、足置きできるエリアが各段に広い。そして高さ(Stack Height)も15mmと低く、インソールと合わせても20mmのため、ソールを擦ってしまう確率も減り、膝を持ち上げる筋肉もより温存できる。もちろんアサーチには及ばないがかなり良い。

このシューズでも十分であるが、ロングトレイル用という意味では、よりクッションがあるaltraのLoan Peak(Stack Height25mm)やSuperior(Stack Height21mm)が気になります。うーん、altra沼に落ちそう。。