Northに続いてSouth2の試走です。今回はNorth試走から1日空けての55kmなので不安でいっぱいでしたが、予感的中となり、三分の一進んでエスケープしました。
おまけにSONY RX0のカメラ設定を変更したら、すべての写真がピンボケになってしまいました。。Orz
今回は、東吾野駅近くの美味しいランチスポットに出会えた事と、高麗川沿いのロード路がかなり美しくて新鮮だったのが良かったです。
※残念ながら2021年の彩の国は中止となりました(2021/05/30更新)
第6回トレニックワールド 100mile & 100km in 彩の国は中止します
- 彩の国South55km試走 - 補給とエスケープ路について
- 彩の国North55km試走 - 越生から東吾野駅まで
- 東吾野駅ランチスポット(kinoca)
- 東吾野駅からエスケープ(高麗川沿いロード路)
彩の国South55km試走 - 補給とエスケープ路について
South2コース(South1も同様ですが)のエスケープは、まずは西武秩父線の東吾野駅と西吾野駅ですね。双方ともに3分割したあたりに駅があるのでエスケープしやすいですが、それ以外はエスケープしにくいところです。
竹寺のあたりから西に降りれば、名栗湖周辺から飯能行きのバスが結構出ているので良いかもしれません。
また、自販機も少なく、かつ減少しているという情報も耳にするので、当てにしないで多めに水分持って行くのが良いでしょう。
彩の国North55km試走 - 越生から東吾野駅まで
こちらのSouthコースを通過するのは、大抵の人が夜間だと思いますので、実際には白色LED点滅ライトに導かれる事が多く、かつ、黄色のテープも増量するので、それが目印になると思います。
とは言え、枝がなくて目印が良いところになかったり、走っていると結構見逃したりするので、今回の写真でイメージしてもらえればと思います。
今回ゆっくり歩いてみて、本当に静かで良い山域だなという事を再認識しました。レースも良いけど、いつも試走ができる彩の国コース大好きです。
①五大尊への登りを登り切ったところです。左折します。
しばらく行くと、交差点を直進して登り開始です。つつじが綺麗でした!
②西山高取のベンチからの眺め。夜は夜景が綺麗です!
③桂木観音からのSouthコースの行きで向かう方向。この自販機の後、東吾野駅に降りるまで補給がないので購入を。今回は1.4L持参し、0.5Lをここで補給しました。なお、横の水道も出ます。水浴び必須ですね。
まっすぐ突き当たった民家の左斜め方向にある、ガードレールの終わりにあるトレイルに入ります。
下るとすぐにこの交差点。直進します。
なお、Southの帰り道は、この右手の山の上からやってきて左手に(今来たところ)曲がり、桂木観音に戻ります。LEDライトの色は、白色と赤色の二種類があり、行きと帰りで色が違いますので、覚えておくと迷ったときに役立つかも。でも地形と勾配も覚えておくと間違いないと思います。
直進して下ると、この果樹園(?)の柵の横を通ります。
下って変則的な交差点に出たところ。
交差点にあるこの看板の通り、山道を登ります。一本右の道も登りですけど、険しい道の方です。
④快適に登って下ると、間もなく舗装路に出ます。直進して崖にある道を登ります。
崖を登ってすぐの分岐。念のため、登っている方、左斜め方向です。この先、基本登りで、鼻曲山までいくつかの根っこが多い急登を登ります。ロープもあります。
⑤鼻曲山を過ぎると岩稜地帯へ。こちら、真ん中の木に黄色TWテープがありますが、よーく見ると右に矢印が書いてあります。その先の木にもテープがあり、夜間であればLEDライトも付くはずです。
右手を進むと道が見えます。
⑥更に岩稜地帯を進むと、どんどん狭く、切れ落ちてるところに出ます!
出ました、切れ落ちすぎてる岩盤。おそらくコース上で最難関の岩場です。ロープはつかむためのものではなく、目印に過ぎないので、体幹を意識して足を置いてください!
もう、これは刃渡りですね。両神山もびっくり。
ただ、この見えているところぐらいです。ここは右端のギザギザのところに足を置くとそんなに滑らずに進めますが、雨が降っていたり、ソールが柔らかかったりすると結構危険かも。。私は大好物ですが、登山に慣れていない人は、体幹に意識を集中して、躊躇して止まったりせずにテンポよく登ってください!
⑥岩稜地帯を過ぎると、間もなく一本杉峠へ。
後ろから、私と同じUTMF2019の水色シャツ来た方が追い越して行きました。
⑦一瞬、防火帯のような木のない尾根に出ると、奥多摩方面の山々が見え、左端には真っ白に冠雪した富士山も見えます!今年はいつもよりもより真っ白な気がします。
この後、ロードに出たり山に戻ったりして北向地蔵に向かいます。
⑧この下りを快適に走っていると途中に北向地蔵がありますが、エイドとか誘導とか居ないので通り過ぎないようにしてください。夜間はLEDライトがあると思います。
下から見ると、このようにUターンして林道の雰囲気の道に入ります。水場とか自販機とかは何もありません。
ここからしばらくシダが生い茂る楽しい道です。夜は見えませんが。。
⑨物見山や武蔵横手駅方面の分岐が左手にありますが、右斜め前方の道に直進します。
⑩ユガテの畑を過ぎてアップダウン(結構登り返します。。)を繰り返すと、このような裏しか見えない看板が左右に2つある分岐に来ます。
右手の看板を回り込んで見ると、英語で福徳寺と東吾野へ行くよ、と書いてありました。そういえば外国人も多い気がする。ユガテ人気なのかな?
福徳寺への下りは、間もなくガレガレの激坂になります。。右足のあらゆるところが痛い私にはかなり苦痛の道。途中でマイルの練習している方に軽快に追い抜かれました。ああ、ああいう風に下りたい。。
下りきると福徳寺。キレイなトイレと水道がありました。
ロードに降りて国道に出る直前、大きな木材店に雑貨&カフェのKinocaさん。エイドが出るそうなので立ち寄ります。こちら側には看板はなかった気がしますが、巨大な西川材ショールームがあるのでわかると思います。
東吾野駅ランチスポット(kinoca)
こちらは国道側から見たKinoca。フランス語のようなスペル。
さっそくオーガニックコーラを注文。テラス席でくつろぎながら、イタリア産のコーラをゴクゴクと頂きます。これスパイシーでウマウマです!洒落たグラスに氷がたっぷりで実にうれしい。
これから向かう天覚山方面を眺めながら、靴を脱いで痛すぎる足を見てみると、人差し指の爪が剥がれ、水膨れが三か所もできてるのを発見。。だから激痛だったのか。。この足で最難関と思われる天覚山からの下りを下れるかな?コーラを飲みながら考えてみたところ、登りも右膝が痛くてストック使っても疲弊するだろうし、下りはもっと疲弊するだろう。2018年の逆方面への下り(今回の登り)でも指も痛いが転んでお尻も痛かったのを思い出す。エスケープの事も考えると、わずか20kmしか来ていなかったけど、西吾野まで無事に行く自信がなかったので、ここで決断するしかなかった。
水分補給はしたかったけど、自販機もないので、ここでおすすめパスタランチを頼んでくつろぐ事に決定。
ほどなくして運ばれて来たランチ、ご覧の通りお洒落な盛り付け!パスタもエビがプリプリでモツァレラチーズが良いアクセントの美味しいトマトソースでした!ごちそうさまでした!
ちなみにビールもありましたよ。このエリアにしては家族受けも良さそうなお店でした。西川材の見学とかもできそうです。
ただ、おしゃれで綺麗なお店なので、おじさんトレイルランナーの場合、空気読んでテラス席一択かな、と思いました。
東吾野駅からエスケープ(高麗川沿いロード路)
ここから先は、ロードで高麗川沿いをジョギングして飯能までエスケープする計画でしたが、地図を見ると高麗川は高麗駅近くから少し北上して八高線の方まで行くようなので、高麗川駅まで行くことにしました。
ちなみに高麗川は、Northの頂上付近でもある狩場坂峠付近から始まり、西武秩父線とR299沿いを流れ、巾着田から北上して越生からくる越辺川と合流し、その後も都幾川、入間川などと合流して、最終的に荒川に合流する川で、昔は江戸に木材を運んだ川なのですよね。西川材とは「西の方の川から来る材木」という意味らしいです。Kinocaにあったあの材木ですね。そんな川を見てみたいじゃないですか。
先日のNorthでロード・エスケープを覚えてから、もう一度試してみたくなったのです。なぜなら膝と指先が痛くても、ある程度の斜度がなければ痛くならないという事を、もう一度実証してみたかったから。今までバスや電車しかエスケープに考えていなかったけど、ロードランでのエスケープが加わると、かなりエスケープの選択枠が増やせます。昨今、コロナであったり過疎化であったりする影響でバスが減少しているので、その重要性は増してきたと思います。
高麗川沿いに走る国道299号線。歩道が広く、風が通り抜けるので、思ったより快適。
水面が美しい風景がずっと続き、癒されます。まるで故郷山形の最上川を眺めているような風景です。
巾着田近くの丘の上からの眺め。のどかで良いところですねぇ。それに、良い地形だなぁ。模型みたいで面白い。
巾着田付近が始点のカワセミ街道を進み、高麗山聖天院勝楽寺という立派なお寺。ほぼ無人でしたが、山の斜面の一面がお寺。京都よりも斜度があるところに建っている感じ。
更に進み、高麗神社へ。こちらは少し人が居ました。こちらも山も修験道っぽく、今度登ってみたいです。こちらの山は急峻ですねぇ。ここの地形も京都と似ていて面白い。
高麗神社の目の前にある、幅が広いため数少ない高麗川に架かる橋。こちらは出世橋という名前の橋ですが、横にある水道橋(かな?)のアーチが美しい。こんなの初めて見ました。高圧で水を送ってるんだろうか。。もしくはさっきの急峻な崖から高低差を利用して送ってる?
ここから住宅街と畑のあぜ道を適当に東に進むとJR八高線の高麗川駅に到着。ほぼ何もない田舎駅で、駅前にはコンビニもカフェもありませんでした。。
今回のロード・エスケープランで学んだのは、軽くて揺れないザックだとロード・エスケープが快適だという事。
軽い事については、自販機が多いし、激坂少ないから滝汗かくこともないので、水は0.5Lぐらいで十分で、水を入れるボトルもバランス良くすべてに入れる(0.2Lぐらいづつ3か所に残して、順番に飲んでいった)と揺れが抑えられて快適に走れる事がわかりました。
あとは買い食いですね。100km走るウルトラランナーの部活の先輩に教えてもらった秘儀。ロードは自販機とコンビニがすぐに見つかるのがうれしい。なお、国道沿いに3件、カワセミ街道沿いに1件の自販機がありました。コンビニは高麗川駅に向かう途中にローソンが1件あっただけです。なので、持参したゆず皮とキャラメルアーモンドなどを美味しく頂きました。
川沿いというのも、景色も良いし、風が冷気を運んでくるから、トラック多めでも快適でしたね。河川工事されていない川は、下り基調で斜度がゆったりしているのも良いですね。
ザックはここ1年は、どこに行くにもこちらのAnswer-4 Focus-lightばかり使っています。肩甲骨周りに重心が来るようになっていて揺れない事、手が届くところに大量に入るポケットがあるのでザックを降ろす必要がほぼない事が理由ですね。
足裏以外はまだまだいける感じだったんですけどね。
55km予定が半分の28kmだったので、まだVirtual UTMFは81kmです。まだ半分。。。結構長いですなぁ。
今日もゆっくりペース。脂肪燃焼ゾーンが一番多いけど、なぜか痩せないですね。。
Northの試走記はこちらです。 (4/22にNorth後半の笠山~慈光寺間が通行禁止になり変更になるアナウンスがありました 5/7にルート変更と解除のアナウンスがありました)