- Virtual UTMF 2021に出る!
- 彩の国100mileコースを走りたい
- 彩の国North55km試走 - 補給とエスケープ路について
- 彩の国North55km試走 - 越生駅から大野峠
- 大野峠よりエスケープ(ロード路)
- 過去の関連記事はこちら
Virtual UTMF 2021に出る!
※残念ながら2021年の彩の国は中止となりました(2021/05/30更新)
第6回トレニックワールド 100mile & 100km in 彩の国は中止します
コロナで中止になってしまったUTMF2021ですが、代替として昨年同様のVirtualレースが1週間にわたって開催されます。これは複数回に分けて走ってもOKなので、24Hx7=168Hも時間があり、分散して近所でも達成できるありがたい仕組みです。ロードでもOKなので、新たにトレランを目指す人の目にとまる事もイイですねぇ。かつて私が外秩父50kmを完走してUTMF 1Pをもらって「UTMFってなんだろう。富士山綺麗で良いな。」と思ったのを思い出します。
彩の国100mileコースを走りたい
2021彩の国へのエントリーは、100mileにしようかな、でも今年は練習不足で走力不足だから100kmにしようかな、と考えていたら、瞬殺で0次関門が終わってしまいました。近年人気が高い上に、コロナで開催する大会が極めて少ない現状、中止続きのマラソンから転向されてくる方も多く聞き、致し方ないところなのかもしれません。
彩の国の特徴でもある、ニューサンピア埼玉越生の体育館の場所取りができなかったり、エイド食が限られる事から、例年よりキツイ事が予想されるんですけど、キツイの大好きなドMな人々が多いから人気なんでしょうね。
そんなわけで、今回走るVirtualコースは、走る気満々だった彩の国100mileコースに決定!来年2022年のための試走としても良い経験になるでしょう。2018年の逆回りなので、結構新鮮なコースになっているはず。さらに彩の国100mileコースとUTMFを同時に完走できるなんて、夢のような仮想体験です!!!さらにUTMFポイントが6Pもらえます!!UTMF2022に向けてがんばろ~!
彩の国North55km試走 - 補給とエスケープ路について
元々補給するコンビニが存在しない山岳地域で開催される彩の国コースなのですが、唯一の補給拠点である自動販売機が、コロナで売り上げが減少したためと思われるためか半減しているという情報が多数あり、東北の山奥に分け入るのとあまり変わらない装備、つまり予備を含めてすべて背負って挑む覚悟が必要です。
バス便も半減もしくは休止(町営の代替バスあり)。イーグルバス路線が2021/04/01付け改定にて、エスケープとアプローチで使えていた慈光寺行きと日向根行きが廃止、温泉行の都幾川四季彩館行も廃止。竹の谷路線も一日2便下りのみ、平日のみなので事実上使えず、エスケープは前半は西武秩父線正丸駅か芦ヶ久保駅、後半は白石車庫バス停のみとなりますね。もっとも、もともと一時間に一本程度の便なので、ロードを走るか歩く覚悟になります。なので、足首固定テーピングを施し、トレッキングポールを持っていくようにしてます。これで、最悪歩けば帰ってこれます。
休止の詳細はときがわ町路線バス|イーグルバス株式会社のページを参照ください。イーグルバスは山岳地方の過疎地域にオンデマンドでハブ&スポーク方式を導入して頑張っていたのですが、コロナのせいで苦戦しているようです。買い物、温泉、役場。車がないと行けないし、行けないと生活に困るんですよね。
ですが、ときがわ町が代替バス(乗合タクシー)を運営してくれています。町内全てオンデマンド対応になり(従来は山岳の一部のみ)、エリアも広がり、スマホアプリで簡単に呼ぶことができます。これはすごい。越生町も良いところだけど、ときがわ町も良いところだなぁ。
黄緑の●が乗れるところです。結構山奥まで来てくれます。一時間に4本ぐらい、1時間後ぐらいには来てくれるようです。まあ、タクシーなので。それにしても500円と心配になるぐらいに格安です。妙覚駅とかにお土産屋があればたくさん買って帰りたいところですが、何もないです。。
これは白石峠から一番近い、地図左上の橋倉林道入口にあった乗合タクシーの共通降車所標識です。
乗り方&最新マップはこちらからどうぞ。(事前登録が必要です!まずは登録を)
※上のページが4/30になくなって置き換わっているようなので、下記からどうぞ。
彩の国North55km試走 - 越生駅から大野峠
という事で、彩の国ノース55kmのスタートです!コース図上で気になった分岐路を中心にお伝えします。全体的に案内板、コーステープなどはほとんどありませんので、Facebook等で言われているように、GPSデータ通りに進む必要がありますが、GPSデータも間隔が開いている事もあって結構ずれているので注意が必要です。
東武越生線経由で越生駅前に到着。沿線に大学が多いためか1時間に4本も運転されていて意外と便利。ここから出発です!快晴!黒づくめで若干怪しい人風。。
最初の山への取りつきはGPS通り「日向」と書いてある民家横を直登します。
なお、赤枠の橋の手前にある自販機が山に入る前の最後の自販機です。その後は堂平山まで水場もありません(県民の森にはあるかもしれない)。ちなみに私は1.5L持って行き、白石峠まで1.1L飲みました。(気温9-15度程度)今後気温が上がるともう少し消費するかもしれません。
最初はこのようにテープがありましたが。。
その後はまったくテープがないので、GPS頼み&地形図から登るのかトラバースするのかを判断して進みます。この辺りからもう膝が痛いのでストックを使用。先が思いやられます。。それにしても快適な道。序盤の足慣らしに良いコースです。
下記⓵の場所です。こちらは、往路と復路が交差する大築山後の分岐。ここは左側の斜面に続く道を登ります。2018年逆回りの時は、ここから右側を駆け下りた記憶と、左上から真夜中に下ってきた記憶がよみがえります。
ここから長い長い緩やかな上りです。
ここは⓶です。下る道に合流する事がありますが、基本トラバース方向に進んでください。
⓷のところに来て、ここは。。と気が付きました。2018年にこの崖から降りてきた記憶があります!(2021年は通りません。崩れているからとの事ですが、2018年も崩れていました)
崖上に登ってみるとやはり鎖と、その先に道があった。そう、ここは谷沿いの林道から這い上がってくるところ。もっと急だった記憶があるけど、真夜中だったから恐怖心でいっぱいでそう思ったのかもしれません。
⓷のちょっと上に、小さな看板(文字は消えてる)と稜線につながる道があったけど、まっすぐ道なりが正解。なので登らず。
⓸は写真撮り忘れですが、この下の道を走っていると丸太でとうせんぼになっているので、右の崖を登ります。なんとなく道があります(真ん中)
するとこのような細い稜線上に出ます。 おそらく先ほどの⓷の先からつながっていると思われますが、なぜコースでないのか、痩せ尾根なのか岩があるのか、何かあるんだと思います。
尾根を登りきると開けますが、看板通りに左上に進みます。
⓹です。快適な道を走って下ると、すぐに車道に出ます。
でもすぐ右にガレた道が見えるのでそこを登ります。
⓺です。ガレガレの石が多い道を登っていると、右手にこのような作業道のようなものが出てきます。ここを右に行くと。。
すぐにこのような林道に出ます!私、ハアハア言いながら下向いて登っていて分岐を見過ごし、スーパー地形アプリの逸脱アラームに呼ばれて戻ってきました。ガレ場の登りはキツイです。。
久々の快適林道をテクテク歩きながら補給食を食べていると、すぐに飯森峠に到着します!ロープはまたぎます。
⓻です。飯森山からの登りは、真ん中のこの道を進みます!
この後、飯森峠から檥峠(ぶなとうげと読みますが、なぜぶなと読むのかはわからず。。)、苅場坂峠(かばさかとうげ、と読みますが、こちらも難読。。)大野峠まで、奥武蔵グリーンラインの通っている稜線を進みます。この辺り、最高に気持ちいいけど、意外とアップダウンがありキツイのが特徴です。
⓼です。車道に降りた後、こちらの看板を左前方に進みますが、林道ではなく登山道っぽい方が正解です。林道は通行止めになっているのでわかると思いますが念のため。
⓽です。檥峠到着。林道ではなく真ん中の階段を登ります。ちなみにこの林道はNorthの後半である日向根まで続いているので、エスケープ路としても使えるかもです。たまにオフロードバイクが上がってくるダブルトラック路でもあります。今日も開いてたからだれか開けて入ったのかな。。
⓾です。檥峠から上に到着すると、山頂ではこのような倒木が。巻いて進みます。(写真は巻いた後撮ったので実際は反対向きです)
下に降りると再びロード。看板に従い右折します。
ここのロードは実に気持ちが良い風が吹き、木々の間から山々が見渡せます。気温も下界より5度ぐらいは涼しく、気持ちよく走れるロードですね~。こんなロードならトレイルでなくても楽しいわ~。
しばらくロードの後、再びトレイルへ。⑪の標高879.1mつつじ山。この辺り一番の眺望ですけど、道は結構疲れます。
降りるとすぐに苅場坂峠に到着。ちょっとわかりにくいですが、バイクよけなのかな、黄色い規制線テープが頑丈に貼ってあり、人も通れなくなっています。よーく見ると右の木の横に少しだけ隙間があり、なんとか人が通れます。なんだか入ってはいけないところからたまたま出てきてしまった、そんな気分になってしまいましたが、結構入ってくる車両がいるという事でしょうね。
苅場坂峠駐車場に咲く桜!まだ間に合ったよ~。
うれしくて小躍り♪青空も眺めも最高です!
ピントが地面になってしまったのが残念💦
苅場坂峠からは、この階段を上って大野峠に進みます!
一瞬ロードに出る⑫。ここから先がここのハイライト!!
来ました岩稜帯!!こんなに縦方向の大きい岩が連続しているトレイルが続くところを知りません!!関東で一番好きな岩稜地帯。
尾根道を丸ごとふさいでいる巨大な岩稜!!
脇をすり抜けて駆け抜ける!!
最も高い場所。両側切れ落ち、前後も切れ落ちている。すごい。ここを走るといつも、生まれ故郷の山形県の山寺の岩場、天狗岩を思い出します。昔、山寺の修行僧が走っていた天狗岩。 昔と言っても、約40年前には僕も走った。もっと斜めになっていて巨大な岩盤だったけど、駆け抜ける面白さはこちらの方が上。落ちても多分死なない(木が多いから引っかかる。天狗岩は落ちたら終わり。だから閉鎖になった)
そんなノスタルジーに惹かれながらも、アドレナリン全開にして岩場を駆け抜けた後、ほどなくして大野峠へ到着。昼すぎで出発からもうすぐ6時間が経とうとしていた。この先は今年の新コースである県民の森、丸山に向かう。ここはぜひ試走をしたかったのですが、今日は山に取りついた瞬間から登りで膝が痛く、ストックをついても痛みが増してきていた。まだ20kmだけれどもこれで終わりじゃないし、明日以降の事を考えると、今日は撤退が良いだろう。水もあと500mlしかない。ロードでエスケープというのは今まで経験したことがないので、どんなものか経験する良い機会でもある。
という事で、右方面のロード下りを選択。 くるまでは何度か走ったことがある道、快適ですわ~。
大野峠よりエスケープ(ロード路)
大野峠からしばらく下りの快適ロード。日陰もあるからゆっくり走ります。こんなくだりならロードも楽しい。ただ、ところどころ法面が崩れているところがある。人なら平気ですけど、結構崩れていました。
白石峠到着。自転車がたくさん。一瞬、堂平山に行って水分を補給して、そこから七重地区を通り都幾山に登り返して慈光寺から下るのもありかな、と思ったけど、登りが不安なので、ここからもロードを選択。
標高約800mから一気に下ります!途中、すごいスピードで追い越していくロードバイクと、下から苦しそうに登ってくるロードバイクとたくさんすれ違い、挨拶したり応援したりしながら楽しく下る。ん~、ロード下りも楽しいかも!!
途中で今日巡ってきた山々の稜線が一望に。こんなに長い稜線を走ってきたのだからすごい事だな~なんて、普段見ることのない景色に感動。まるで飯豊連峰の縦走終わりに見るような、そんな感慨深い風景が見られてとても良かった。
途中で見かけた桜。良い色です。くるまで来るとゆっくり見れないからうれしい。徒歩は良いなぁ。
大野峠と白石峠の間にある、高篠峠につながる橋倉林道の始点にあるバス停。乗合タクシーの一番上です。まだ足があるので走って降りることにしましたが、ここは標高約600mです。結構上まで登ってきてくれますね。
しばらくいくと民家が増えてきます。庭先にまたしても巨大な桜の木。いいね~。
馬がたくさん放牧されています!良い景色。
また、途中の大野特産品販売所では自販機があり、冷たい飲料水が補給できます!
今は15:00で閉店のようで、飲食物を売っているわけでもないですが、山菜など、地元の特産物がたくさん売られていました。くるまで行ったときはお勧めです!
慈光寺の下、宿の手前まで来ると、巨大なトトロがいます。行ってみると、古民家を改装したうどん屋さんのようでしたが、残念ながら改装工事中で休業という張り紙がありました。今度来てみようと思います。
ここは慈光寺からの新しくなったコースで山から降り、車道を横切った後に差し掛かる、細入の橋からの写真です。向こうの方に見える山に取りつき、新柵山に登り返し、檥峠近くまで登り返してからまた下って登って大築山へ登り返すんですよ~。遠いねぇ。。。
宿までのロードも快適だったし、面白い店に出会えたりするから、この先もロードで行けるところまで行く事に。まっすぐ行けば八高線の妙覚駅に到達するはず。このような心洗われる都幾川沿いを快適な歩道を快適に走れます。良い道だ~。ただ、今日は暑い。22度ぐらい。川沿いなので涼しいけど、今後気温が上がるとキツイなぁ。
途中にあるこちらの温泉もやってましたよ。
田中交差点を過ぎ、ときがわ町役場第二庁舎を過ぎたところにある、せせらぎバスセンター。イーグルバスのハブスポーク路線のハブになっているバス停。その横に乗合タクシーが!でももうすぐ妙覚駅なので徒歩で進む。
途中でイーグルバスの路線バスとすれ違う。今日は乗らないと思っていたのに、この後まさかの。。。ちなみにこの辺りは歩道はとぎれとぎれで走るのには全く向いていないです。特に夜は藪があるあたりとか、恐怖の道になると思われます。街灯もなさそう。。
ほどなくして妙覚駅に到着!と思ったらお店がない。。。お土産屋もない。おまけに次の電車が1時間後。。。ガーン。自販機ぐらいあっても良さそうだが、JRの駅ってどこでもこんな感じですよね。少しはユーザの事を考えてくれよ~。(お店は交差点の反対側にコンビニがありました。ほっ)
という事で、先ほどすれ違ったバスと思われるイーグルバスに15分後に乗って東武東上線の武蔵嵐山駅から帰宅しました。お疲れさまでした~。ちなみにこちらの駅前も何にもありません。。
55kmの予定が37kmで終了。しかも後半はロード。ま、練習不足どころか運動不足だったのでこんなもんですね。膝が痛い割には良く走りました。
久しぶりに9時間弱も動けて大満足。
全く無理せずゆっくり走り通せたのは良かった。
なんと、今回試走しなかった笠山から慈光寺までのルートは変更になるようです。04/22での情報です。
5/12追記:5/7に大会の6/19への延期が発表されました。できるかな。猛暑も気になります。ただでさえ暑いし、自販機減ってますから厳しい戦いになりますね。また、ノースコース変更も小変更で確定しました。犬の鳴き声がうるさかったのかな。。 あるいはクマ鈴。静かに走るよう心がけましょう。
過去の関連記事はこちら
3年前の彩の国100km。今回と逆回り(反時計回り)ですが、NorthとSouth1を走っているので、だいたいのコースは知っていますが、通過する時間帯もまったく違うので、景色を頼りには行けませんでしたね。
2年前のリアルUTMF(DNFですけど^^;)はこちらをどうぞ。
6年前のSTY 78kmはこちらからどうぞ。この時は逆回り(反時計回り)で、今はもう通らなくなった自衛隊の敷地や太郎坊を疾走しました。
UTMF2022にかける思いを綴っています!