たりぃさんの山旅

山旅を愛するたりぃさんが超軽量の道具とデジタルガジェットを使って奥深い山域を旅します

トレランの下りでゾーンに入る方法

今日はとてつもない台風が来ています。すでに最大限の備えは実施したので、後は神に祈って待つだけです。いや、本当に怖いけれども、絶対に生き延びる。

 

でも、不安で待つだけだとつまらないだけなので、トレイルランニングの下りが怖い方に、最も安全に下る方法を贈ります!

 

私が長年研究してきた事が、ここ数年でほぼ完成しつつあります。今日はそれを惜しげもなく公開します!

 

その方法とは、集中力を最大限に高めてから最大限にリラックスする事でゾーンに入り、スーパーサイヤ人に変身する事です!

ほんとか?おまえ?頭は大丈夫か?そう思うかもしれませんが、是非試してみて欲しいですね。そしてあなたも変身できたら教えてください。ちなみに僕はこの方法で今ではほぼ100%スーパーサイヤ人変身する事ができます。いわゆるスポーツ界のトッププレイヤーも行っていると言われている「ゾーンに入る」という状態を意識的に作り出すのです。

上記はスーパーサイヤ人の参考情報ですが、ここで言っている方法も、これから僕がお話する内容に少し似ているところがあります。

 

僕の方法は、以下の通りです!

トレイルの下りを目の前にして、走りながらそのすべてを完璧に下れるイメージを一瞬にして呼び覚まし集中力を高める。「俺はすごい。絶対に行ける。テクニックも経験も最高だ。神様が味方してくれる。俺は神の子だ!」それぐらいの気持ちで異次元の世界まで集中力を一瞬で高めます。ただし、そのためには理屈を常日頃から妄想し、繰り返し頭の中に叩き込んでおきます。こうやってブログを書いているのも、実は自らの頭の中を再度整理して深く染み込ませるためでもあるのです。日々の練習でもきちんとした下りの練習と考えて実施して頭の中に叩き込んでおきます。あくまでやる事は、下りを目の前にして1秒に足らないぐらいの間にその下りのイメージを思い出す事だけです。

ちなみに僕の下り方をまとめた記事はこちらです。

その後、目を大きく見開いてそのすごい自分のすべてを体現する。市川海老蔵をも超える事が出来るぐらいに大きく目を見開きます。そして心地よい頬を伝う風を感じながら、胸を開き、両手を開き、大きくゆっくり息を吸い込む。脳みそに大量に酸素を送り込み、最大限のリラックスをする!おおお!ゾクゾクしてきたら雄叫びを一発ぶちかませ!「うひょー!」僕の場合はこれ。わかりやすいイメージの例としては、ラグビー最強チームのオールブラックスが試合前に披露するハカのイメージ。彼らは「ああああああ!!!」と舌を出しながら雄叫びを挙げますよね。まさにあれです。あれはセレモニーでやっているのではなく、ゾーンに入るためにやっている事なのです。しゃべって踊っている時が集中力を高めるためのルーチンで、あの雄叫びはリラックスしてゾーンに入れるためにやっている事だ。そうだ、思いっきり、誰よりも大きく雄叫びをあげるのだ!野生の本性を思い出せ!自分を信じろ!ぶちかませ!我々ホモ・サピエンスは走るために生まれたホモ・エレクトゥスの進化系なのだ!

※実際には「ヒュー」ぐらいでもゾーンに入りますが、イメージがわかりやすいように多少脚色した表現になっています。実際の山で実施するときは通報されないレベルでお願いします。  

ホモ・エレクトゥスって何ですか?という方は、こちらの記事を読んで妄想してください!

 

これで完成!今こそあなたはスーパーサイヤ人になっているはずだ。体が軽く、ジャンプもいつも以上に出来て、着地もスムース。滑る?そうしたらその軽いステップで踏み替えるだけ。崖を降りているのに、駆け降りる事が出来ているはず。そう、3倍ぐらいのパワーが出てくるのです。そしてメンタル的には10倍以上の余裕が出来ているはず。まるで路面が平らで止まっているかの如く見えるはず。それでもその状態から8割の実力で押さえて行ってください。なぜなら安全のために残り2割を使うから。それでもメンタル的には普段の8倍ぐらいの余裕が出来ているから、その結果、超安全に下る事ができます。

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この写真はこれは僕がゾーンに入ってから下りながらカメラを取り出して後続メンバーと自分を撮影したものです。その時、僕は一度もカメラのボタンを見ていないし、画角も無意識な腕の筋肉の動きに任せただけで、普段通りの動作をしただけ。その後、僕はこの道無き道をカモシカのごとく飛び跳ねて下りました。

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さて、僕が紹介したこの方法は、いわゆるアメリカで発展した医療プログラムとしてのマインドフルネスの実践の一つの形です。上記のGo Wildの中でジョン・レイティ教授が語っている、マインドフルネスを行う事で野生の力を呼び覚ます事。僕はジョン・レイティ教授が克明に記述したトレイルランニングにおける山中でのマインドフルネスの実践を読み、なんども妄想を繰り返して、どうやれば最高の状態を作り出せるのか、身体の中に意識的にアドレナリンを増加させることができるのかを繰り返し実験してきました。その成果が、上述の方法です。もちろん、上述したハカも観察して彼らの肉体的・精神的パフォーマンスをみた。そして山形の蔵王連峰の麓で生まれ育った私は、元々野生の感性が高めなんだと思う。それは僕の強みだから、あの、岩に飛び移って遊んでいた子供時代には、どんなルーティンをしていたのか、どんなリラックスの方法を用いていたのか、思い出して実践してみた。トレイルランをやり始めてから、身体の中から自然にそうしたという欲求が高まっていたんだ。そう、内なる野生を呼び覚ましたくて仕方がなくなったんだ。

この方法で僕はほぼ確実にスーパーサイヤ人、つまりゾーンに入った状態を作り出せるようになった。だからどんな路面でも怖いと思う事はほとんどない。特に試走をした路面であれば、6割ぐらいのスピードで行っても先行者を安全の範囲内でどんどんパスできる。それはいつも僕が心がけているカモシカステップに絶対の自信を持っているからでもある。

 

ちょっと振り返ってみると、知っている事の中で、意外とやっている人は多いのです。ピクサーの映画カーズの主人公マックイーンもトラックの中で「俺はすごい。」とブツブツとつぶやしていました。相撲の土俵入りも、ゆっくりとルーチンをしながら呼吸をして立ち合いのその瞬間に向けてゾーンに入れてきているはず。一番うまく見えるのは、やはり白鳳。目を見ればゾーンに入っている様子を伺えます。かれも口元を見ているとブツブツと何かしゃべる事が多いですね。そして目を見開きゾーンに入れている。イチローがバッターボックスに入るときのルーティンは特に有名ですが、かれはゾーンに入っても見た目は変わらず、饒舌になるというのが特徴なのかな。わかりにくいけど間違いなくゾーンに入っているのでしょう。

トレイルランニングの世界では、山本健一さんが、「野生になると最強になれる」ことを公言していますね。彼もゾーンに入っているのだと思います。 

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似たような事は、仕事でも社会でも、実はやっていて、無意識にやっている人もいれば、意識をしてやっている人もいる。キーワードは、自信を持てるだけの普段からの準備をし、今に集中しリラックスするためのルーティンを持ち、前を向き未来を信じる姿勢を基本とする事。セルフ働き方改革の一つの方法に、なかなか効きますよ、これ。実践する上で難しいなと思うのは、座りっぱなしのオフィスではゾーンに入れるためのルーティンがやりにくい事、雄叫びを上げられないので別のルーティンを用いなければならない事があります。たぶん、ほとんどの人はゾーンに入れる必要など感じていないから、オフィスがそう言う作りになっていないんですよね。でも、これからのオフィスはそうは行かないと思うんですよ。見通しのいい広い机と椅子が各自に割り当てられたオフィスがいいのか、今一度立ち止まって考えてみる必要があります。それより重要なのは、実はシャワー室かもしれませんよ。プールかもしれませんよ。バンジージャンプのロープかもしれませんよ。個室でカラオケ設備かもしれませんよ。

 

私の場合のルーティンは、川沿いを歩いて出勤する前に気を高める、香り高いコーヒーを飲む、書き溜めた要点メモ(パワポとかOneNote)を読み返して更新する、などですね。雄叫びの代わりは、もしかしたら挨拶の発声だったりするのかな?カラオケも結構効くけど、ビジネスとタイミングを合わせるのが難しいのが難点です。その点、川沿い通勤はアカペラカラオケとか、英会話のオーバーラッピングとか出来るから良いですね。

まだまだ試してみることが多そうです!

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なんともキャッチーな名前のワインが近所の酒屋で売ってました!!そのままですね(笑)

しかも当店人気No.1と書いてあったから本格的な味かも!→味はふつーでした(笑)