縦走登山に行きたいけど、なかなか休みも取れない。だったら山の上で仕事をしたらいいじゃない。この記事は、そんな縦走登山+ノートPCで仕事ができるのか、という妄想記事ですw
リモートワークの道具たちと重量
出先での仕事をする道具といえば、IT関係の私の場合は次の3つでほぼできます。
1)スマホ
今やほとんどのコミュニケーションはスマホでできます。というより、スマホの方が操作がシンプルで、通話とかなら逆に使いやすい場面も。通知もわかりやすい。大抵のアプリもある。リモートワークしていると画面は大きいほどいいなぁと思うので、iPhone 12 Pro Maxのような大型ディスプレイモデルが欲しいところです。
2)ノートPC
でも、パワポやエクセルで資料作成とか、ちょっと直しておくとかの修正とかはスマホはやはり苦手。あとWindowsでしか動かないマクロとかあるのでやっぱりノートPCが必要になってしまうことはあるのですよね、残念ながら。それに、12インチぐらいの大きさの画面がないと表示が見えにくいアプリも現実あります。でも見えないんです~って言いにくいのが現状。
3)ヘッドセット
出先だとノイズキャンセリングと口元マイク付きのヘッドセットがはやり便利というか、必須ですね。家でもノイズは拾わない方が何かと便利です。
以上の3つをもって行けば仕事できます!というのがこの記事の前提です。
在宅の道具は以下の記事にも参考にしてみてください。
ワーケーションに必要な電源の確保
ノートPCといえばACアダプター。100VのAC電源が必須です、という時代は終わり、今はUSB-CのPowerDelivery(PD)仕様に準拠していれば、DCで給電が可能な時代になりました。
1)モバイルバッテリー
じゃあモバイルバッテリーもUSB-Cでつなげばいいじゃん!そうではあるのですが、大抵の小型モバイルバッテリーは2A程度の出力なので、10Wぐらいの電力しか給電できません。そうすると大きな電力を必要とするノートPCには、オフラインでしか給電できません。つまり、使いながら給電することはできないのです。まあ、それでもACアダプターを持ち歩くよりは軽いのではありますが、ACアダプターの代わりを目指すならば45W(9A)以上は欲しいところです。
そこでこちらの一品。私が買ったのはこちら!45WでAC直刺し充電ができ、USB-Cに加えてUSB-Aが使える一品。60Wや100Wのものより軽く、10,000mAhで276g。AC直刺しができることを考えると結構軽くてコンパクトです。
45Wでオンライン給電ができるのか。これはノートPCの仕様にもよりますし、アクセサリの接続容量にもよるので、なんとも言えませんが、hpとLenovoの純正が45WアダプタのノートPCに刺したところ、うまく給電できました。
ただ、このような警告メッセージが出たので、もしかしたらクロック周波数とかを下げてパフォーマンス不足を補っているとかがあるかもしれませんが、まあ、目に見えて遅くなることはなかったから大丈夫かな。
ただし、USB-Cハブを取り付けて、USB機器などを接続し、USB-C PDでハブに給電してみたら、9ポートのハブの場合、上記メッセージが出て給電できませんでしたが、3ポートハブの場合はOKでした。なるべく外付けUSBなどは使用しない方が良いでしょう。まあ、出先であればハブとか使わないと思うので気にしなくても良いとは思います。
しかし、この優れたモバイルバッテリーはクラウドファンディングで昨秋に入手しました。なぜか普通にAmazonとかでは売ってないんですね。
Amazonで今買うなら以下のような品ですかね。意外とないんですよ、45Wで10,000mAhで軽量のモバイルバッテリーって。だからコレが出たときは飛びつきました。
下記の品も45W/19,200mAhですが、422gもあります。値段は私が購入した6,500円より若干安価ですが、重さが1.5倍以上ありますので、正直、持ち運ぶ時は軽さは正義だと思う私としては微妙です。
容量は小さいですが、130gの以下のものを2つ持つ方がよかったりするかもしれません。しかも65W給電モデルです。ブランド微妙ですが、試してみたいです。 今日で2,780円です。このへんは人柱になってみるしかないですね。
2)モバイルソーラー充電パネル
さて、山の上で充電する場合、ソーラーバッテリー一択になりますね。
主に3種類があり、左から①モバイルバッテリー一体型、②Eneloop給電型、③USB出力型、です。
①モバイルバッテリー一体型は、手軽で良いと思いがちですが、何個か買ってみた結論として、一体型でソーラーパネルが良いものはほとんどないということと、良いパネルが出ても買い替えができないのがネックです。なのでほとんど使っていません。この4枚パネル版でもダメですが、1枚パネル版とか、ほとんど無意味に等しいぐらいの能力ですから、こちらもおススメできません。満充電に5日ぐらいかかるものもザラにあります。よーくAmazonレビューなどを読み込んでスペック通りに使えているのかチェックしてみてください。
②パワーフィルム PowerFilm 「USB + AA SOLAR CHARGER」(ソーラー・チャージャー)です。2012年当時8,500円で購入しました。この頃は、小型のモバイルバッテリーというのがあまりなく、Eneloopが最小のモバイルバッテリーでした。その米国仕様が付属するという商品。画期的でしたね。しかもこの米軍も採用といううたい文句の製品は、充電効率と、パネルの軽さ、しなやかさ、耐久性が抜群で、ザックに取り付けるのに最適でした。これは今でも現役です。ただし、Eneloopから給電するのに別に給電用ケースを利用しなければならず、スマホに充電するには4本使用するタイプでないと満足に給電できないので、充電は早いけど、給電はあっという間、さらにスマホが満充電にならないという結果に。もちろんノートPCへの給電も難しいです。ただ、Eneloopに充電できるのでいろんな機器に使えます。
③右の2つは、左からSuaoki7Wと14Wです。今はこのようなUSB-Aでモバイルバッテリーに給電するタイプが良いですね。こちらは好きな大きさのモバイルバッテリーを組み合わせられるし、2つの小型バッテリーを交互に充電すれば、一つは給電用にできたり、2つの機器(ノートPCとiPhoneとか)にUSB-C給電できたりします。
このSuaokiの14W仕様にBaseus GaNバッテリーを繋ぐのが今一番のお気に入り。快晴だと約8時間ほどで満充電できるほどの性能です。30L-60Lぐらいのザックを背負うのであれば長さも十分。20Lぐらいのトレランザックならば7Wですかね。
でも今はこの商品は売ってなくて、類似品だけど、以下の16Wとかがよさげです。どんどん進化しちゃうので、その時評判がいいものを選ぶのがコツなのかな。あとは長さがザックに取り付けられるか、ループがどれだけあるのかが重要です。ザックに取り付け前提だと、上下にループがないとバタバタして使い物になりません。値段はどんどん下がりますから欲しいと思ったときが買い時。私のは3,999円で買いました。この品は1つのベルトとループが2つあり、ザックへの取り付けも完璧ですし、一日で満充電とかマジで神ですし、ジーンズ生地もかっこいいし、素晴らしいの一言に尽きます。
いかがでしたか?これで山の上を歩きながら充電ができ、キャンプ地でノートPCを繋いで、果たして電波は入るのか?という問題や、キャンプ地で仕事できるのか?という問題はあるものの、バッテリーの心配はしなくても大丈夫。下山して温泉地でACコンセントに直刺しすれば即充電が可能にもなります。
意外とかさばりコードが邪魔なACアダプターを持ち歩かなくて済むので、出張などでも大活躍しますね。なんといってもモバイルバッテリーと兼用で、細いUSB-Cケーブルが長さや色を自由に選んで使えますから。