たりぃさんの山旅

山旅を愛するたりぃさんが超軽量の道具とデジタルガジェットを使って奥深い山域を旅します

甲斐駒ケ岳キャンプ登山②Fastpackの流儀で軽量化

キャンプ二泊だと、それなりの装備になります。そこでfastpackの流儀で軽量化を図り、過去の登山道具、というより昔、軽量だと思って愛用していたMTBツーリング道具とオサラバしました。fastpackにはいろんな解釈があり、軽いものが良いのか、小さいものが良いのか、少ない装備が良いのか、いろいろありますが、僕は本当に必要なものだけ厳選して持っていく事だと考えています。それから一つ、「それ、本当に良いの?必要なの?」と過去の常識に拘らず、自問してみる事が一番必要ですね。

f:id:tullysuzuki:20181014002233j:image

ファイントラック(finetrack) FAG0123 ツエルト2ロング MO(モス)

まずテントはこれまでバイクツーリング・MTBツーリング時代にはダブルウオールの2人用テントを使っていましたが、シングルウオールの方が軽くて小さいし、透湿性のある素材なら快適なはずなので、finetrackのツェルトIIロング、グリーンバージョン。これに決めました。これは今回二回目の使用でしたが、最高なのです。今回の旅でも最大限の威力を発揮した事を報告します。なにが凄いかと言うと、軽くて小さいのはもちろんのこと、サイドのペグダウン用ループを使うと広さがテント並みになる事と、透湿素材で出来ており、しっかりした換気口が二箇所もあり、オープンフロアな事もあってまったく結露しない事です。サイドは、画像のように枝を拾って地面に差し込むと十分使える事を息子が発見し、ペグとガイロープが不要になり、さらに軽量化できました。

ストックを使った設置は簡単で設営撤収時間も驚くほど短縮できて、もう手放せません。これはわかっている人がいる作ったんだなあと納得する事ばかりで、もっともっと語りたいところが沢山ありますが、やめておきます。比較的高価ですが、この値段でこの性能なら納得です。これも都内の店舗をいくつか回りましたが、オレンジしか売ってなくて、どうしてもグリーンが欲しかったのでamazonでポチりました。品揃え戦略的にネットは圧倒的に有利ですが、実店舗でも横にタブレットで他店舗の在庫品とか表示させれば買うのにね。やっぱり軽量化したい物って手にとって見ないと買おうと思いませんからね。

ファイントラック(finetrack) FAG0123 ツエルト2ロング MO(モス)

ファイントラック(finetrack) FAG0123 ツエルト2ロング MO(モス)

 
ファイントラック finetrack ツエルトガイラインセット FAG0111 (RD/YL) ONESIZE RD
 

なお、上記ガイラインは2mmで非常に軽量で目立つのでセット購入がお勧めです。

また、軽量のペグ、軽量なストックは別途必要です。僕はバイクツーリング時代から軽量ペグマニアなので、それぞれ2本づつしか買いません。いろいろ持ってますが、MSRカーボンコアが最強です。これは唯一「感動」する品ですね。軽さ、強さ、使い心地の良さ、どれも溜息が出るほどです。

f:id:tullysuzuki:20181014002736j:image

SOL(ソル) エスケープライトウ゛ィウ゛ィ 12517

もうひとつ今回揃えた道具で最高だったのは、シュラフカバーの軽量化のために購入したSOL escape lite vivi。これは一般的には再利用可能な緊急用寝袋ですが、一方で軽量化のためのSNSでよく見かけますし、評判が高いグッズです。このlite版が気になっていたのですが、どのお店に行っても売り切れか、置いてない。仕方ないので実物を見ずにamazonでポチって翌日入手。これは笑っちゃうぐらい軽くて小さいのに、機能に全く問題なく、快適な透湿性と保温性。2万で買ったGoretexの重たいシュラフカバーは何だったのか(写真左の紫色のもの)と思ってしまうぐらいに軽量です。ただし、耐久性があるかどうかは、分かりません。少しずつ剥がれも見えます。でも4回使ってもまだまだ行けそうです。そして剥がれても僕はまた同じ物を買うと思います。それぐらい軽くて快適なグッズです。おススメです。左はisukaのgoretexシュラフカバー。完璧な品ではあるが、escape lite viviと比べると重くて大きい。

SOL(ソル) エスケープライトウ゛ィウ゛ィ 12517

SOL(ソル) エスケープライトウ゛ィウ゛ィ 12517

 

f:id:tullysuzuki:20181014005948j:image

という事で、今回紹介した寝具類などを前回紹介したUltimate Direction fastpack30 に2泊のキャンプ用具を詰め込みましたが、さすがに食料が多く、今回は6.0kg。これでも結構軽いほうだけど、はみ出てるのが現状。これにさらに冷凍肉と水を追加する必要がある。さて、どうしよう。外付けでも行ける気がしているけど、外付けした事があまりないので、妙案がない。

2020/1/13追記:

今回紹介した軽量グッズは、フィッティングが重要になるので、実物を見ることも重要です。オンラインストアだとそのあたりが口コミに頼るしかないところが大きいですが、やはり定期的にお店には通いたいところですね。私は御徒町OD-BOXとお茶の水&池袋L-Breathが軽量ヲタクとしてはお気に入りです。L-Breathの品揃えの事前確認と店舗に在庫がないときの購入には、オンラインストアが使えます。値段は大体同じですね。

  

次回③は、軽量・小型化した食料の中身をお伝えします。 

tullysuzuki.hatenablog.com先頭のバックナンバーはこちらです。 tullysuzuki.hatenablog.com