北アルプスでは登山時のヘルメットが義務化されました。スキーでもヘルメットを被るのが常識になりつつあります。一方で、本来ヘルメットを被るべきと言われているのに、被る事が常識になっていないのが自転車。スポーツタイプの自転車に乗っていても被っていないひとの方が多いぐらい。社会にも個人にもモラルが無いのが理由の一つですが、被りやすいものが少ないのも事実。自転車用だと、カスクと呼ばれる簡易ヘルメットがありますが、あれでも見た目がアレなのと、革で出来ているのでかなり高価な品になってしまい、普及には至っていません。
主に登山用で折りたたみ式が出てきつつありますが、どれも高いし、欲しいと思うデザインのものがありませんね。そしてトレイルランでもかぶっている人はほとんど見たことがありません。まあ、かぶっていて助かる事はそんなに多くはないとは思いますが、たまに、落石と枝の張り出しは怖いと思うときがあります。
そんな中、ロングトレイルブログのultratrail空木さんの記事で知った、ミドリ安全の帽子用インナーキャップ。紹介記事はこちら。これは実に面白そう。
ジョギングがてら近くのDoitプロに行ってみたけどなかったのでamazonで買ってみました。
ミドリ安全 帽子用インナーキャップ バンド付き INC100BBK
- 出版社/メーカー: ミドリ安全(Midori Anzen)
- メディア: Tools & Hardware
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これは面白いデザインです。わずか千円前後のこの品は、プラスチックの3D構造だけで強度を持つものですが、おかげで超軽量、超安価、そして抜群の通気性と、装着しているのが分からない外観で非常にバランスがいいものです。
一番重要なのが蒸れないことです!単純に通気性のためだけに装着しても良いぐらいに快適さアップ!!また、これなら常時着用できるから、ザックに収納するスペースを確保する必要がありません。UL的には「アリ」です!
ランニングキャップを被ってみました。前方から見たら被っているかどうかも分からないぐらいです。
後方も頑張ればはみ出しが最小限にできるし、黒を購入したのではみ出しても目立ちません。
Mountain Hardwareのレインハットを装着してみました。こちらもほぼ目立たないし、この簡易ヘルメットには顎紐が無いので、顎紐があるレインハットの方が良いかもしれません。なお、「バンド付き」と書いてあるのはサイズ調整用のバンドがついている、という意味で、顎紐がついているわけではありません。
晴天時用のウエスタンハットスタイルでも、この通りほとんど目立ちません。59cmの私でもまったく問題ありません。
それにしても、安全性もそうですが、通気性が抜群で、全く蒸れない!いままで蒸れるのが嫌で、トレイルランやマラソンの時にはバイザーかBuffのみというスタイルでしたが、これがあればレインハットもキャップも活躍できそうです!レインハット+これ+Buffを細巻きにするとおそらく完璧!紫外線を防ぎ、通気性がよく、汗も止められる。トレランレースでも使えるかも?
今度、アルプスに行く時のために息子にも買ってあげよう!!