たりぃさんの山旅

山旅を愛するたりぃさんが超軽量の道具とデジタルガジェットを使って奥深い山域を旅します

リモートワークのお供 ~ Zoom用マクロキーボードが快適すぎる

リモートワークでよく使うのがビデオ会議アプリ。Zoom、Teams、WebEx、Meetsなどいろいろありますが、いずれの場合でも発言をするためにミュート解除操作が必要です。しかし、マウスでクリックするのも面倒だし、ショートカットもZoomの場合はAlt+Aの2ボタン操作で面倒なんですよね。

自前のPCでは、トラックボールの3番4番ボタンにミュートを割り当てたり、キー入れ替えソフトで割当を変えてしまえば対応できるのですが、仕事用PCなどで管理者権限がないとソフトやドライバを入れられずイライラしますよね。ほんとにもう。。

iPad airのZoomでも画面をタッチするだけなのでワンボタンなのですが、iPad airだけで仕事が完結するわけではないので、それも叶わず。

この課題を解決する画期的なITガジェットはないものかな~とリサーチしてみると、ありましたよ、怪しい見た目のマクロキーボードが。これです。

「ドライバーをインストールすることなくすぐに使用できますと明記してあります。これはZoomのショートカットキーのalt+aとalt+vが固定で割り当てられているようです。これが本当ならドライバインストールせずに、USBを差し込むだけで使える!※その代わりZoom専用です

だいぶ見た目が怪しいし、ステッカーも怪しげなものだが、Amazonレビューでもほとんどの人が動いているようだし、2千円ちょっとだけど、赤軸のメカニカルキーボードで、滑り止めもついていてしっかり作ってあります。毎日何度も何度も押下するボタンだから、これは生産性が上がると思い、思いきって買ってみました。

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早速届きましたが、本体とケーブルだけで保証書とか説明書の類は一切同封なし。エコでいいですねぇ。

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早速開けてみると、ステッカーが適当に貼り付けてありずれていたりしますが、まいっか、押せるからというレベルです。見た目が大事な人はちょっと引くレベルかもしれません。

結果、USBに差し込むだけで問題なく動作しました!素晴らしい!

しかし、Zoomウインドウがアクティブになっていないとミュートが解除されません。Win+1などでアクティブにしてからボタンを押すことになりますが、これだと3アクション。

これではワンボタンでの操作にできないので、Zoom設定の「グローバルショートカットを有効化」のチェックボックスにAlt+AとAlt+Vを追加してください。これでどのアプリウインドウを開いていようが、ボタン一発でミュート解除ができます!(これはボタンを購入しなくても効率化になりますね)

設定画面はこちらです。

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さて、愛用のKengington Expert Mouseのすぐ横に配置してみました。

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これは快適過ぎて最高です。話したいと思った0.5秒後ぐらいに話が開始できます。ほぼリアルタイムです。相手にはマクロキーボードが見えていないからきっと驚く事でしょう。ボールを包むように握ってからボタンに指をおいて押下するトラックボールの第三ボタンよりも、バシっと叩くだけなので格段にスピードアップしました

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このようにボタンをバシッと押します。

ただし、間違って右のビデオオンボタンを押してしまうと、オン・オフどちらの場合もちょっと困った事になるため、結局グローバルショートカットはAlt+Aだけオンにして運用しています。これはAlt+Aの一つだけで良かったかもね~。ビデオを秒で写す必要ってないですから、それなら代わりにAlt+Sの画面共有を割り当ててほしかったです。

しかし、ドライバやソフトを入れずに差すだけで使えるZoomミュートボタン。リモートワークのお供に強力におすすめします。

 

さて、Zoomミーティングの便利ガジェットをもう一つ紹介しておきます。

会議中、ちょっと声が小さくて聞き取れないけど、どうしても聞き取らないといけない時ってありますよね。そんな時、マウスでボリュームコントロールバーをスライドさせたり、ショートカットに割り当てられたボタンを連打したりして必死にボリューム上げなければならず、別の人が喋ったらまた戻すとか面倒ですよね。そんな時ボリュームがダイヤル式だと即座に狙った音量に上げる事ができます。

上記のような金属製の専用品がありますので、これでも良いのですが、ここまで本格的で大きいものをZoom会議のためだけに置くのもちょっと無いなと思うんです。

そこで購入したのがコチラのサウンドバー。TVの下に置いたりして使うスピーカーで、モニタの下部分にもスッキリ収まる高さ6cmのコンパクトさなのですが、注目は真ん中についている小さめなボリュームコントローラー。目立たない大きさですが、これが意外と回しやすく、的確な重さで目的の音量まで上げたり下げたりする事ができるんです。

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このように、メインで使っているLG ゲーミングモニター UltraGear 31.5インチの下にピッタリフィットしました。

これで顧客や偉い人などに対して「少し声が聞こえにくいのでもう少し大きな声で喋って戴けないでしょうか」とか絶対言えないよな~と思いつつボリュームアップボタンを連打する世界から、キュッと回して1秒後には狙った音で聞き取ることができる世界がやってきます。意外とあるんですよね、このシチュエーション。

なお、音については素晴らしいと言えるレベルではない普通の音ですが、声はとても聞きやすいですし、少なくともノートPCのスピーカーよりは低音がかなりしっかり出るのでクリアに聞こえます。

SDカードを入れておけば音楽が聞けたり、3.5mmアナログ入力とBluetooth入力の2種類で接続できるのもかなり便利です。遅延があることと、万が一切れた時の事を考えると3.5mmアナログ一択だと思うのですが、他の製品だとBluttoothのみで3.5mmアナログは付いていない事が多いですよね。

バッテリーも内蔵しているので、万が一停電があってもZoom音声が途切れる事もありません。値段の割にかなり充実した内容のスピーカーです。

今回紹介したZoomミュートボタンに加えて、こちらの音量コントロールダイヤルも、リモートワークに大変おすすめです。物理デバイスなのでZoomだけでなくteamsなど他の会議アプリでも使えます。

それでは、またそのうちハッピーなリモートワーク環境を構築したら記事を書いていきます。ハッピーなITガジェットでハッピーな時間を。

追記:もう少し調べてみると、どうもこのマクロボタンと言われるものの中には、ボタン側に設定を記憶できる、とうたっているものがあるので、もしかして一度自前PCで設定を入れ込めば、あとはUSB差すだけで動作するのではなかろうかという気がしてきました。そうしたら12ボタンとか20ボタンあるゲーム用のマクロキーボードを導入したらもっと快適になるのではないだろうか、と妄想中。半自動化環境ができるのかも。

追記:カスタマイズできました!詳しくは下記の記事をどうぞ。