たりぃさんの山旅

山旅を愛するたりぃさんが超軽量の道具とデジタルガジェットを使って奥深い山域を旅します

UTMF2019レース後のお楽しみ Day1 湖畔でグルメ

UTMF2019では、A3本栖湖での関門アウトにより早朝から河口湖畔にて自由人となりました。明日のゴールに向けて家族が夕方に来る予定ですが、それまでたっぷりと時間があります。さあ、まずはお風呂に入ってビールを飲もう!😆😆😆

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ますは大池公園の目の前にある温泉へ向かいます。ここは大会のために24H入れるところ。駐車場からの富士山と桜が綺麗です(この写真自体は夕方のものです)

温泉に着くと沢山のトレイルランナーでごった返していた。もうこんなにいるのか。「混んでますね」と入り口にいた人に声をかけると、「開いてないんですよ。10時に開くけど宿泊者優先だからいつ入れるかわからないんだ」え?なんですと?この汗だくで寒くて泥だらけのまま2時間も待つの?!ありえない出来事はリタイヤ後も容赦なくやってきます。いやあ、楽しませてくれますねえ。

僕は即スマホを取り出して、応援の家族のために予約していた旅館に電話し、今夜の宿泊人数に男性一人追加のお願いと同時に、お風呂に入れるかどうか聞いたところ、10時の清掃前までなら入れるとの事。ラッキー!f:id:tullysuzuki:20190430231641j:image

早速スタート前のEXPOで買ったla sportivaのサンダルに履き替えてお宿にGo! このサンダル、本当に気持ちよく、鼻緒が柔らかい紐であり、上側が革なので、リラックスに最適。それでいて下側はロッククライミング用のコンパウンドなのでグリップよく硬めで走ることさえ可能です。爪が死んでいて泥だらけですが、ほぼ全く痛くないですね。まだ走れたな、とこの時も感じました。

河口湖畔を約10分歩いて、この和風なお宿、おおやに到着すると、泥だらけの荷物を預かってくれて、ふかふかのタオルも準備されていて、中庭が望める露天風呂が貸切状態でした。ストレッチした上で、1時間以上ゆっくり浸かって疲れを癒しました。まだアドレナリンが出ているからか、身体は全く痛くなかった。ああ、まだまだ走れたなあ、とやはり思ってしまう。でも今は身体があったかい事を心から噛み締めていた。まだ、先行者のみんなは寒い中を走っているんだよね。

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さて、10時だとランチはまだやってないので、お宿で紹介してもらった2軒お隣の小さいカフェ、fuへ。3階の河口湖畔が一望できる席で、大好きな六本木地ビールハートランドと枝豆、ソーセージ盛り合わせ、それと卵とソーセージのサンドを頂きます!ああ、あったかい料理ってなんて美味しいんだろう

写真を整理したり、ブログを下書きしたりしながらゆっくりした時間を楽しみました。

 

そうこうしているうちにランチタイムとなり、大勢の観光客が詰めかけてきた。よく見るとみな外国の人ばかり。日本人は2人しか見なかった。もう食べ終わったのでカフェを後にしてお宿に戻る事にした。東南アジアの人って、こういう公共のところでも平気で大音量でYouTube見てるし、うるさく喋る事をなんとも思ってないから、本当にうるさいんだよね。トレラン中もうるさかったな、という事を思い出した。公共という概念がない社会なんだろう。仕方ないね。

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旅館に到着し、アーリーチェックイン可能かどうか聞いてみたら、可能な限り早く入れるよう準備します、との事。朝、男性に聞いたときは出来ないとキッパリ言われたけど、今回の女性は笑顔で即答。やはり女性に声をかけて正解だったと思ったよ。僕も頭は柔軟に、顧客志向で行こう。良いことはすぐに真似をするのがモットー。期待値を上回らない限り人は感動しないのだから。「いや、ロビーで待つので、可能であればで良いですよ」と告げて、富士山コーラを買ってゴクゴク飲んでいると、「ウェルカムドリンクです」と先ほどの女性が温かい柚子はちみつドリンクとピーカンナッツのチョコがけのお菓子を出してくれた。いやあ、こんなにロビーでくつろいだのは何年振りかねえ。覚えていないなあ。「本当にありがとうございます!」と心からお礼を伝えると、「いえいえ、昨日から寝ないで静岡から走ってこられたのですよね?お疲れでしょう」と労っていただきました。この宿、まだ部屋にも入っていないけど、リピート決定だなあ。

14時過ぎにお部屋に通してもらい、極上の畳の空間に速攻で寝落ち。。。畳の和室って本当に気持ちいいですねえ。

熟睡して起きると家族が到着。時刻は16時半頃。すぐにゴールの大池公園に出発します。

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会場で、レースが積雪のため中止になり、短縮になった事を知った。上位の選手が、ヘトヘトになりながらゴールしてきた。丹羽さんに菊島さん。こんなにトップ層の選手がヘロヘロになっている姿は初めて見た。僕が走っていたらどうなっていたんだろう。正直身震いを覚えた。100mileレース、完走するのはやはり大変なのかもしれない。

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そんなゴールのすぐ脇で、ゴールドにアンバーなどの色が綺麗すぎる地元の地ビールがあったので、「濃いめで美味しいのを下さい」と言って頂いたこちらのビール、YABUSAMEというカッコいい名前のIPAビール。昨年醸造免許をとった富士宮FUJIYAMA HUNTER'S BEERさんの一品です!ネットで検索しても出てこないのでメッセンジャーでお尋ねしたところ、なんとUTMF当日が発売日の新商品なんだそうです!!一足早く味わえてよかった!

この濃い色から想像できるように、口に含んだ瞬間、苦みか?と思わせる強烈な味が口いっぱいに広がるけど、その後はスパイシーな味わいがズシッと来て、麦の旨みの余韻がいつまでも続く。そして全く苦くない。これは美味しすぎます!ビールを愛すると自称する人は是非飲んでみてください!ドイツやベルギーに行かなくてもこんなに美味しいビールが飲める国になったんですね。

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その後、大池公園目の前のお土産屋(河口湖ハーブ館併設)にある花壇でインスタ映えする写真を撮ったり、

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さらに、隣のバッティングセンターで、地元の高校生や白人観光客に混じって120km/hの球を豪快に打ち込む!
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たっぷり遊んだ後、お宿に戻ると、お天道様が沈もうとしていた。この寒い日は、まるで正月の空のように澄み渡っている。河口湖畔には何度も訪れているが、いつも西湖や精進湖畔のドライブのための通過点でしかなく、宿泊するのは初めてだった。実に華麗で大きい旅館が立ち並んでいる。古き良き日本がここにはあるんだなあ。それでいてウルトラトレイルレースのような新しい国際スポーツを町をあげて受け入れている。世界中の人々が楽しめる河口湖町。今回大好きな街の一つに加わりました。

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今回の宿では、日頃のサポートに感謝の気持ちを込めて、平成最後の宿泊にもふさわしい部屋食を選びました。実に20年前の新婚旅行以来の部屋食です。娘は部屋食が初めて。夜景を楽しみながら頂きます。

ワインは地元山梨産のナイヤガラのスパークリングワインを。酸味が強めだけれども味わいもしっかりしていて大変美味しくいただきました。栓が王冠だったのだけが驚きでした(^_^)

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さて、至極の和食が運ばれてきます。前菜、お造り、そして自家製白みそスープの手打宝刀鍋に火が入ります!
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国産ローストビーフと里芋万十。
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抹茶塩で頂く揚げたて天麩羅。
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蒸し雲丹をのせた吹寄玉子蒸し
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河口湖町産の古代米のご飯と、菜の花真薯とどんぐり麺のお吸物

満腹なのでこの辺で寝ます。また明日。

下の記事に続きます!

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