2年半振りにブログを書きたくなった衝撃のプロダクトに2025年4月に出会いました。それが表題のイヤーカフ型ヘッドフォンShokz OpenDots Oneです。特にこれ、グレー色。色が決め手でした。

※2025/11/8追記 新色のピンクゴールドが10/23に出ました!
OpenDots Oneをトレイルランのみならず日常使いする上で何がすごいのか、列挙します。
・耳を塞がないので外部の音が聞こえる(当然ですが)
・かけている感覚が骨伝導に比べると圧倒的にソフトで装着感がほぼない。
・骨伝導だと走って汗を書くともみあげ部に汗がたまり音に変化が出てしまうが、それが全くない(耳たぶなので汗がたまらない)
・骨伝導だとメガネフレームと干渉するので多少スペースの工夫が必要になるが、それが全くないため、好きなメガネをかけられる
・骨伝導だと両耳必須になるが、片耳だけで装着することができ、左右非対称なのでたまに入れ替えができる(やはり6時間ぐらいしていると少し疲れてくるので)
・耳は塞がないが、ほぼ穴を覆ってくれるので、虫が耳穴に入ってこない!(これが最大限のメリット!夏山に登るのを躊躇する理由の一位がコレでしたから感動ものです!)
・音がいい。想像以上。Shokzの骨伝導も相当音が良いし、耳栓を併用すれば音質・音量ともに上げられるが、OpenDotsはドルビーアトモスに対応していることもあるのかもしれませんが、アプリでイコライザーを低音にカスタムすると、それはそれはいい音になり、Apple Musicでロスレスオーディオにすると違いをはっきり感じるレベルに音質が向上しました。えー、ほんとですか~。私、音質にはこだわりない人だったのに、こだわりたくなってきました~。沼だから避けたいところですが。。w

・バッテリー持ちが良い。概ね4時間ほど音楽を聞き続けてやっとなくなる寸前になるぐらい。ケースに格納すると10分ぐらいで充電してくれるのですが、ケース充電は5回できる仕様。そんなにしたことないですが、ケース自体の充電もワイヤレスで置くだけ充電、これは1時間ぐらいかかりますが、毎日自宅でおいておくだけで満充電になっていますので、事実上バッテリー切れが起こりえません。1泊出張レベルなら、何も気にしなくてもいいし、USB-CもついているのでPCに繋いで楽々充電可能です。それに片耳外しても音楽聴き続けられるので、片耳ずつ10分ケースにいれるだけでまた4時間使い続けられてしまうのも、骨伝導と違い、外さなくても良いのがすごいメリット大きいですね。
・Bluetoothの接続/切断が超高速で失敗がない。これは地味に嬉しい。耳の挟んだ瞬間に心地よいサウンドとともにコネクトしてくれるし、マルチコネクトであっても2台めも超高速。切断時も素早く、サウンドがわかりやすくて心地いい(ビンポンと、ドドンで、明らかにわかる、OpenCommのようにうるさくしゃべらない)
・耳から外れにくい。耳たぶを挟むのですが、耳たぶの形にフィットするので、締付けがソフトな割に外れません。唯一外れやすい動作は、シャツを脱ぐときと着るときです。つまり上下からの圧力では外れやすいので、着替えのときだけは外してから着替えることをおすすめします。これは外れたときに気が付きにくいからです。しかし、寝ていても外れにくいので、インイヤータイプよりは無くす危険度は大きく減るものと期待しています。特に深夜バスなどでの無くす確率は減るかもですね(有線のほうが安全でしょうけどね)
・ケースが小さくて丸いので収納が楽です。はい、これほんと。しかもマグネットで吸着するので、しまう、出して装着するのが、本当に簡単。かつ落とさない、なくさない。ガジェットケースにも、バックの小ポケットにも、トレランのフロントポケットチャック付きにも入るため、なくす心配が格段に減りました。すぐに取り出して充電もできちゃう。便利すぎます。なお、ケースアクセサリーが無限に販売されていますので、色とかカラビナとかもつけ放題です。

・グレー色が良い。ほぼアイボリー色、肌色ですが、コレが良い。ビジネスで使うとき、黒ぐらいしか選ぶ色がなかったのですが、黒だといかにもzoom会議してますアピールかと思うぐらいに目立つので、普段していると「会議してますか?」とほぼ確実に言われていたのですが、それが全くなくなりました。Open Dots Oneを即決したのは、この理由が大きいです。
・マイクが結構優秀です。仕事の会議用には骨伝導でブームマイク付きのShokz OpenComm2 UCをメインに使用していますが、このOpenDots Oneはブームマイクがついていないにも関わらず、zoom等会議時もそうですし、iPhoneでの電話通話の場合でも、かなり自分の声を拾ってくれます。ですので、片耳だけイヤーカフとして左耳につけておくと、iPhoneに電話がかかってきたとき、イヤーカフをダブルタップするだけで通話が可能になります。マルチペアリング対応しているので、仕事のiPhoneとプライベートのiPhoneのどちらにかかってきても瞬時に出ることができて大変便利です。もう、スマホを探すストレスから解消されました。ただし、ブームマイクに比べると、環境に左右されて音を拾いにくくなるときはあるようです。特に歩きながら話す場合、横を向いて話す場合などに、聞こえにくいと言われることがあります。
・骨伝導と併用ができる。干渉しないため、イヤーカフ型を装着したまま、上から骨伝導ヘッドセットを被せて運用できるため、PCで仕事するzoomに入るときは、骨伝導ブームマイクのOpenComm2 UCで話ができます。会議してますアピールができるのでむしろ職場ではこちらですね。でもイヤーカフ型OpenDotsを外さなくても良いんです。これは便利です。もしもう一台OpenDots Oneを購入すれば、3つの音源を同時に聞くことも可能となります。今のところニーズはないですが、黒を買ってやってみたい欲望があります。ガジェット好きの夢の構成じゃないですか。

上の写真は、Shokz OpenDotsOneと骨伝導のShokz OpenComm2 UCを併用しているとき、このような装着感になります。どうですか、自然に見えますよね。まさか2つの音源を聞いているとは悟られないでしょう。
・いつでもどこでもバックグラウンドノイズを流せます。バックグラウンドノイズとは、iPhoneにも標準で備わっている、様々な音を鳴らすことができる機能で、音楽がなくては生きていけない私は若干、無音恐怖症気味なのですが、そこに20%ほどの微弱な「バランスの取れたノイズ(ブライトノイズとダークノイズのミクスチャ)を流すと心地よくなり、リラックスできて、集中力を上げることができます。私は経験的に、川の音(サラサラ~)や電車の音(ガタンゴトン)でよく眠れ、よく考え事が降ってくることを知っているため、この機能を常に流せることは地味にメリットしかなく、これまではアイデアを出したいときはローカル電車の旅に出かけることが多かったのですが、今ではOpenDots Oneのおかげで、移動中でも職場でも、なんなら会議中でも、いつでも集中モードに入ることができるようになり、大変重宝しています。もっと早く出会いたかったな~。ちなみに外への音漏れもほとんどありません。音楽最大音量でもほぼ聞こえませんが、アプリで漏洩防止モードにして、更に軽減させることも可能です。私は低音ブーストモードで聞いていますが、それでもほとんど漏れません。
下の写真は、iPhoneでの設定例です。ショートカットに登録しておくと、上から引き出してすぐにON/OFFできますよ。

・もちろん、音楽も流せて瞬時にリラックスできます。私の場合、インストゥルメンタル曲じゃないと歌いだしてしまうので、もっぱら仕事中などは葉加瀬太郎さんの激しいバイオリンか、チック・コリアさんの激しいジャズを微音でリラックスモードを作ります。モーツアルトなんかも極限までリラックス&パッション上げたいときには良いですね。モーツアルトは究極のロックですからね。
・アプリの通知音を流せます。これがやりたかったメイン目的の一つ。通知はプル型ではなくプッシュ型で送ってほしいけど、スピーカー音だとうるさいし、バイブだと種類が少ない事もあってなんの通知か判断が難しいし、ウォッチに飛ばしてもいちいち腕を上げて見なければならないのに文字が小さくて見にくい。それらを一気に解消してくれるのが、これ、サウンドでプッシュ通知してもらう事。これは便利です。仕事のチャットからメール到着、電話のコール、teamsのコール、予定リマインダー、タスクリマインダー、amazonの荷物が届いた通知。。。。と無数に増える一方の通知が、耳元サウンドで鳴り分けすることができちゃう。でも、まだ完全にはできないんですよね。一つはサウンドの種類はアプリに依存していること。棒MS謹製◯utlookアプリなどの選択できるサウンドは絶望レベルだし、ならないアプリもあるし、スマホ/PCなどデバイスの機種によってはミュートコントロールやメイン音量コントロール、OSコントロールによって通知音がならないときがあったりします。

とまあ、メリットありすぎて、デメリットなさすぎて、品質も良いと来たものですから、この27k-yenという値段は安いとさえ思えます。さらに今ならAmazonプライムセールで10%オフ!ポイントも増えちゃう!買うしかないでしょう。黒を買い足そうかな。そうしようかな。予備として、そして骨伝導と合わせて3種類の音源を聞けるかどうかテストしたい。したいしたい。やっぱりしたい。でも黒はちょっとなぁ。もう一色でないかなぁ。ライトパープルか、ライトスカイブルーか、シルバーとかが良いなぁ。
上の写真は黒ですが、グレーも選択して購入できますよ。4月はクラファンでの発売だったのですが、今はamazonでも販売していますし、アマプラセールにもなっています!!
こちらはビジネス用ヘッドセットとしては最強のOpenComm2 UCです。圧迫感がなく、音がクリアで、囁くような高音の声でさえもブームマイクが自分の声だけを超クリアに拾ってくれるため、聞こえにくい音質のワタシのような人には必須アイテムです。さらにUCアダプタがマイクのミュート状況を青/赤で表示してくれるので、マイクがオンになっていて余計な声が入る事を防止することができます。なお、USB-CとUSB-Aがありますが、USB-Aをおすすめします(空きポート数、位置などが融通が効くため。Macbook proのような3つぐらいUSB-Cがあれば無問題ですが、Winだと1つしかないとかありえない仕様のPCがまだ結構あるので)
書きたい事が2年半分溜まっていますが、今日はこのへんで。また良いレポート書きます~。
実に2年半ぶりの記事となりました。
その間何をしていたのか。。。最後の記事日付を見ると2022/12、ちょうど炎上プロジェクトに突撃した日でした笑
そのプロジェクトはあらゆるものが炎上していたし立て直しは絶対無理!と誰もが言うプロジェクトでしたが、直感的にも経験的にも私にあっているし、私ならできる!とずっと思い続けられた初めてのプロジェクトで、未だに関わり続けているし、それがきっかけで転職をして、更に大変なプロジェクトに出会っているけど、幸福度もQoLも上がったので、結果としては冒険して良かったなと思っています。
やっぱり冒険好きなんだ笑
それからもう一つ、5年前に購入したスマートウォッチsuunto 5 peak、その後買い直したsuunto 9 peakの出来が良すぎて、不具合が1度しか起こらなかったし、Version upもしないため、ブログネタが尽きてしまったということが主因かと思います。それまで使っていたGarmin vivomove styleは各月ペースでVersion upを繰り返しましたが、それでも不具合が修正されなくてネタの宝庫でした。実はこれ、上に書いた炎上プロジェクトも同じような状況でして、市場にリリースしてから不具合が出るということは、必ずしも悪だとは言えない世界が広がってきており、従来のQCDのQ(Quolity/品質)が大事だというMade in Japan信仰は、命に関わるものではないプロダクトにおいてはすでに当てはまらないのかもしれない、と改めて思わせるきっかけとなりました。今、市場のどこにいるのか。ハイプ・サイクルを常に念頭においてD(Delivery/納期)を常に意識してプロダクトを進めることが肝です。ITの世界は昭和の時代と違い、ライバルは世界中に無数に湧いて出てくるVucaの時代です。私も昭和生まれのヲジサンですが、昔は良かったなどと昭和に浸っている時間など1mmも必要ないのです。すべてを捨てて考えるほうがずっと早く効率的にできます。歴史と文化と儒教的価値観に覆い尽くされている日本では難しいことなのかもしれませんが、私の知ったことではありません笑 もっと世界の事を勉強したほうがいい。日本はあまりに遅れすぎていると思う。平和な世の中と言われている日本にいると井の中の蛙であることを知る機会はほとんどない。もう茹でガエルになっている事を知る機会もまた少ない。私は茹でガエルになっていやしないか?冒険は続く。


