たりぃさんの山旅

山旅を愛するたりぃさんが超軽量の道具とITガジェットを使って奥深い山域を旅します。

湯沢スカイエクストリーム2019 55km

今日は大型台風一過で、各地ものすごく暑くなっていますね。こんな日は朝の涼しいうちに走ろう!と思ったけど3kmで汗だく。おお、すでに31度もあった。涼しくない。早々に切り上げエアコン室内にこもって写真と音楽整理と、たまったブログを更新♪

さて、もうすでに2か月前の6/15に行った、湯沢スカイエクストリーム55km(ロング)について書きました。

越後の山々には、昔からスキーでお世話になってきました。バブル時代には相当混んでいたらしいですが、バブル崩壊後からこのエリアに行き始めたので、程よく豪華な施設がある割に、ブームが去り、閑散としている越後のスキー場は快適に滑るには最適でした。

この大会は、会社の部活の年次イベントである白馬国際トレイルランニングレースが、雨天でのコース荒廃により本年度中止がアナウンスされてしまったので、代替の大会として選んだ大会なのです。

※白馬国際2020は10/18開催に決まりました!(2020/2/8追記)

まだ第二回開催の若いレースですが、なによりも「エクストリーム」と名が付く登りと下りのみが延々と続くエグイコースに、何か、懐かしさもあり惹かれるものがあって、間違って出ることになってしまった湯沢のスカイエクストリーム55km。

いやー、結論から言うと、距離では選ばない方がいいです。白馬国際より断然キツイ。

55kmながら累積標高差は3,540mあってITRAポイントは4P。ちなみに白馬国際は3,020m。武尊山SkyViewTrail60の4,390mに比べたら楽勝じゃない?とか思っていたのが間違いだった。制限時間が違います。武尊60は21時間かけてたっぷり歩けるけど、湯沢スカイエクストリームはわずか12時間(笑)キロ当たり13分で行けという事。そりゃあ白馬のように走れればそんなに難しくないタイムだけど、山岳路、もっと言えば送電線巡視路の悪路とゲレンデ酷道が主ですよ?!そんなわけで超刺激的なレースに出る事になりました。まあ、過去のブログを見て知っていたわけではありますが(笑)

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ガーラ湯沢スキー場の施設がメイン会場。ここはスキー場というタイトルからわかるように、ほぼ何も営業しておらず、自販機さえも使えない。当然コンビニもありません。トイレとロッカールームと受付があるのみ。大会のブースは2つぐらい。しょ、ショボい。噂には聞いていたけど、今までで一番ショボね。現地補給はほぼできないので、越後湯沢駅Newdaysですべてを補給してから来てください。ここはなんとMontbellのアウターとかも売ってます。あと送迎もないので駅前からタクシーで移動です。これは結構プールしているので助かります。ちなみに、夏はガーラ湯沢駅へは新幹線では行けません。当然新幹線専用のレールなので、在来線も走っていません。なんだかな~。

参加賞はこのSKY EXTREME帽子とJEEPエコバック。Tシャツ出ないんだ、この大会。どうせ持って帰ってもキャップは使わないので、今日使用する事にしてかぶって写真撮ってみた(笑)
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スタート前、半パン率も高いなぁ。ずいぶんガチっぽい人しかおらんなぁ、とこの時から感じていた。それは別に特別な事ではなかった。ただ、事実だったという事を後で実感するだけだった。

荒天予報で、風速はてんくらで13mを超える予報。懸案の神楽ヶ峰は積雪のため回避される事になったが、それでも2,000m級のスキー場を巡る旅である。

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コースはこんな感じです。ガーラ湯沢スキー場を出発して下り、かぐらみつまたと田代エリアをぐるっと一周して帰ってくる感じです。みてくださいこの高低差マップの角度。異常です(笑)ほぼ平地がなく、延々と急斜面が続く道のり。
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スタート!スキー場の急斜面をいきなりひたすら登る。男子のみならず女子もガチな人が多いなぁ。。。
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序盤は飛ばさずにゆっくり行こうと思っていたら、いつの間にかビリになっていた(笑)
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最初のガーラ湯沢スキー場を超えて下ると、しばし川沿いのトレイルランっぽい道を進む。
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ほうら、トレイルランニングっぽいでしょ?でもここだけだったんですよ、トレイルランは。
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道の駅みつまたエイド付近。この橋を渡ってしばらく行くと、かぐらみつまたスキー場に入ります。本格的トレイルラン、もとい、変態トレイルレース初出場の遠山先輩。この方、ロードは100kmを超えてどこまででも突っ走れる人ですが、今回のトレイルコースは無理だとおもいまーす(笑)もしかしたら登りで追い付くかな、とこの時少しだけ思っていました(笑)
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登るのは、まんま、かぐらスキー場からの下山コース。見覚えあるけど、楽ちんに滑り降りてきた記憶しかないから、足で登るのは辛過ぎた。ほぼビリだし、モチベーション最悪(笑)なんでこんなところ歩いているんだろう(爆)
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ほうら、見覚えのあるリフト乗り場が見えてきた。積雪補助用の白いプラスチックイボイボシートが、最高に歩きにくく、足にも優しくない。トレイルじゃないから気分もダダ下がり。まあ、スタート前からずっと下がってますが(笑)
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はいはい。かぐらみつまたのゲレンデはものすごく長いんだよね。スキーでも漕がなければ進まないところもあるぐらいで、飽きるぐらいだよね。しかし、こんなに斜度あったのか。ハアハア(*´Д`)
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ハアハア(*´Д`);A 道は合ってるかな。一応看板あるしね。
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ここは田代湖を見下ろす絶景エリア。冬はこのポールの間に「この先田代エリア」って書いてあるんだよね。ここでカップラーメンつくって田代湖見ながら家族で食べた事ある。でも、今日は真っ白だしカップラーメンなんかエイドで出ないんだよね。バナナとオレンジと塩むすびだけ。しょ、ショボい。コーラもスポドリもないのも噂通りだった。モチベーションは引き続き底辺を彷徨っていますが、リタイヤはしたくないし、完走して4ポイントが欲しいので、歩いて完走する戦略でした。
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広大な田代エリアのゲレンデをひたすら登って下る。眺望はほぼなし。
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レストハウスですね。かっこいいですがやってません。エイドもゲレンデにつくられてるからレストハウスはうらやましく眺めるだけです。これを使ったら豪華な大会になるんですが、そういう大会運営ではないのが現状ですね。もったいないなぁ。。マウンテンバイクに乗っているときもそう思っていました。夏季の設備活用は昔から変わらず課題なんでしょうね。でもこれじゃあね。
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田代湖からの登りは、あの逆バンクが付いているのが見える送電線巡視路。キツイんだろうな、というのが一目瞭然。
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湖面はフラットな林道なので、走りを入れてタイムを稼ぐ。でも蒸し暑くて途中少し歩いたり、写真撮ったり。前後に人がいないというのは本当にモチベーション維持が難しいものです。前に人がいれば追い付こう!後ろから足音が聞こえれば引っ張って行こう!そういう事がないから、歩き放題(笑)登山道でもないから登山者さえいない。うれしくないです。こんな経験初めてです。大会じゃなくて普通に悪天候で登山しているみたーい。マジでモチベーションがゼロです。
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送電線巡視路の始点。これはエグイ。道じゃない。想像通り。足の踏み場を自分で見つける感じ。これも先導がいないので辛い一人旅。ギャーとかいう仲間もいない(笑)
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上に登りきると田代湖が眺められるけど、この時風速13m(自己体感風速値)ほどの風が吹いていたから、頂上に差し掛かって突風が吹いたとき、参加賞のキャップがあっという間に飛んで行きました。あれー。でもいらないかな(笑)どうでもよかった帽子ですが、ゴミになっちゃうし、このあと万が一晴れた時には役に立つだろうから送電線路を外れて走って拾ってきました。まあ、外れても外れなくても足場は同じようなものでしたけどね。
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そのあと少し快適になったのもつかの間、またしても送電線巡視路に入り、40度ぐらいの逆バンクが付いている道とか、根っこしか足場がない道とかがあり、本当に道があっているのか少し戻ったりして時間を使いながらなんとか沢に下ろうとすると、崖が立ちはだかり2回も滑落しました。その後沢におりて、本気の沢渡!ロープの張りが緩くて落ちそうになったからスキップでなんとか渡りきりましたが、その後また崖の登り返しで、もうお腹いっぱいな状況の中、上に到着し、ご覧の珍しく快適な下りの道を「はー、やっと快適な下りだ~」と怠慢にぶっ飛ばしていたところ、木の根っこで躓いて前方に転がり捻挫。今までの疲労がたまっていたところだったからしばらく動けなくてうずくまってしまった。

マズいなぁ。もう誰も来ないよきっと。でもテーピングで足首ガチガチに固めているから大事には至っていないはず。5分ぐらいすると痛みが引いて歩けるようになったので歩くの再開。もう走る気力はありません。これ以上怪我せず下る事を最優先に行くことにする。
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道の駅みつまたの関門にギリギリ到着し、補給を最低限にかきこみ、もうリタイヤすると言っている人達を尻目に、ギリギリ19:00の5分前に出発。あと2時間で18km。キロ6分半ぐらいで行かないと間に合わない(笑)ほぼ絶望的だけれどもリタイヤするのは嫌なので出発!ほら、虹も応援してくれているしね!ポジティブに!走れるロードが現れるかもしれないよ!
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実際、走れる河原の道を走り、先を急ぐも、ラストエイド栄太郎峠に向かって登る山は実にエグい道だった。半端ない急斜面、崩れる道、そして日没。ライトは夜短いからと登山用のものを持ってきたから、ワイドビームとか使えなくて崖の上がよく見えない。ああ、今頃になって晴れてきているからガンガン行けるけれども、もうすぐ20:00を過ぎる。栄太郎峠の関門時刻は20:15。あの山の頂に届けば頂上でロードかな?!と真っ黒い山を眺めながらぼんやり考えていたら後ろからスイーパーが追い付いてきた。僕「もうすぐ頂上ですか?」す「いや、まだですね。。。」実際、長かった。そしてロードに出たからそこからガンガン走ったけど、もう、時刻は20:15に近く、ロードも長く、真っ暗いロードを走っている途中で20:15。タイムアップとなった。

残念。 

UTMFの悪夢がよみがえった。あの時はあと5分だった。あの時も早朝の本栖湖畔ロード路をガンガン走って「間に合う!!!」と叫びながら走ったけど間に合わなかった。戦略が悪かったんだ。今回もそう。最初は少し突っ込んで、ある程度走力が同じグループの中で切磋琢磨しないと、速く走ろうというモチベーションが維持できないんだ。無念だけど、学びも大きかった。次なる大会に活かそう!次は絶対完走する!

その後、回収車に乗せてもらうも、えらい遠い道のりだった。絶対に間に合わなかった(笑)

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ガーラ湯沢スキー場では、焼きそばとフランクフルトと豚汁(夢中で飲み干しちゃったから写真無し!)を振る舞ってもらって生き返った。いやしかし、これがあるならもっと前のエイドでも出してほしかったなぁ。そうしたらもう少しやる気になっていたかもしれない。とくに塩辛さMAXのフランクフルトはおいしかったなぁ。次出るときはしょっぱいものを持参しようと思う。鮭とばとかかな。
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さて、ガーラ湯沢からは、送迎も路線バスもないのでタクシー呼んで約15分ほど待ち、越後湯沢駅との中間ぐらいにある宿に戻り、風呂に入って汗を流すと時刻は23時頃。超おなかが空いているが、すでに普通の飲み屋が閉まっているので、越後湯沢駅近くに歩いて行ったところにある、こちらの奥のカラオケスナック圭へ(写真は翌朝撮ったものです)。27km組はとっくにゴールしてもう3件目だとか。

入った瞬間から酔っ払い集団(仲間ね)に絡まれるし、食べ物はLO済みだから飲み物しかないし、烏龍茶をと思っていたらいきなりテキーラ20杯ぐらいが出てくるし、55km走った後で疲れているはずではあるが、レースでのアドレナリンがまだいっぱい流れ続けているので、完走できないくやしさもあり、負けずにフルスロットルでONE OK ROCK/The Beginningを熱唱する!(笑)Just Give Me a Reason!!

いやー、久々のカラオケスナック、さすがの音響の良さと、大きなリゾート的VIPステージで楽しめました。
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お腹が減った25時頃、お次はこちらの大衆居酒屋さん、どん呑へ。もうここしか開いていなかったのですが、大変おススメです。こちらでは新潟のおいしい日本酒がたくさんあったので、大変美味しく頂きました(笑)つまみも新潟ならではのおいしい料理がたくさんあり、アットホームなスタッフのみなさんが温かく迎えてくれ、大変満足でした。こんな深夜にあほみたいに食べて飲んですみません!でもまた来たいです(笑)

いやー、今回のレースはリタイヤしましたが、これらの夜のお店があったからものすごく充実した良い旅になりました。日本のバブル時代に炸裂したであろう田舎リゾートの実力を見ました。越後湯沢は東京から新幹線でわずか1時間10分で来れて、山が目の前だから、うまくトレランコースとか作ったら結構楽しめると思いますね。時間だけで言えば、高尾山口に到着するのとほぼ同時刻ですよ(笑)
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 最後に、閉まっていましたが、このお店、店名が刺さってしまって、頭の中でグルグル繰り返しています(笑)電話に出るときも「はい、呑みすぎ謙信です」というのかな。それとも「はい、呑みすぎです」かな。気になって気になって夜も眠れません。飲みすぎ謙信!